BASIC Stamp 2SXは一風変わったマイコンボードです。マイコン自体にBASICインタープリタが搭載されていて、シリアル経由でBASICプログラムを書き込みます。
マイクロコントローラは50MHzのUbicom SX28ACでプログラムが書き込まれるEEPROMが8x2Kバイト(1命令で2バイト?)、RAMが32バイト、BASICから読み書きできるScratch Pad RAMが64バイトあります。メモリが少ないようですが、BASIC命令(中間言語?)1つで複雑な処理が出来るのかもしれません。メーカーサイトからマニュアルがダウンロードできますが、読んでないので詳しくわかりません。
開発用のソフトはここにあるようですが、どれを選ぶのか分からなかったので、こちらの詳しく説明して下さっているサイトから「スタンプエディタv2.1」をダウンロードしました。さらにこちらに開発環境について説明されているのでこれも参考にしました。
今回、開発用のPCにはRS232C端子を持ったWindows XPのPCを使いました。PCとBASIC Stamp 2SXの接続は上記のサイトの通りにしました。電源は21ピンに5Vを供給しました。
Windows XPにスタンプエディタをインストールしたら動作確認です。
BASICの仕様はまだよく分かっていないので上記のサイトのサンプルプログラムをそのままコピーして実行してみました。まずは「Hello World」から。
BASICエディタにプログラムを入力して実行ボタンを押すと画面にBASIC Stampから送られてきた文字列が表示されました。
ちゃんと動作しているようです。つづいてお決まりのLチカです。
コピーしたプログラムを入力して、
実行ボタンを押すとちゃんとLチカ出来ました。
BASIC Stamp 2SXはRS232Cがあれば簡単に利用できますし、BASICによるプログラムも簡素に記述できるのでお手軽で初心者に優しいマイコンボートですね。その半面インタープリタなので処理スピードには期待できず、シビアなタイミングが要求される用途には向いてなさそうです。
何に使ったらいいのかすぐには思いつきませんが、上記サイトには様々な使用例が載っているのでこれを参考に利用方法を考えてみましょう。
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