レトロでハードな物語

レトロなゲーム機・マイコン・中古デバイスなどをArduinoやAVRで再活用する方法を模索しています。

2025 秋月電子通商 八潮店 福箱

2025年01月10日 | 電子工作

昨日1月9日、秋月電子通商 八潮店に福箱を買いに行ってきました。

現地到着は販売開始より1時間30分早い9時ごろでしたが、駐車場にはすでに70~80人ほど並んでいました。その後も少しづづ人が増えていき、販売開始の10時30分には200人弱くらいにはなっていたと思います。でも販売が開始されてから来た人も「まだ買えますよ」とお店の人に言われていたので、去年よりは人の出足が悪かったようです。

恒例の3箱の重さを比べての箱選びですが、どれも同じくらいの重さだったので適当に一箱選んで購入しました。はやく中身が見たかったので急いで帰宅。

箱を開ける瞬間はワクワクが止まりません。

開けるとこんな風になっていました。

いっぱい詰まっていますね。さっそく中身を確認していきましょう。

まずはこれ。

ブレッドボードがたくさん入っていました。つい最近ブレッドボードを購入してしまっていたのが悔やまれます。

 

指向性 2.4G帯無線LANアンテナ

技適未取得みたいなので使うことはないですね。

 

特定小電力無線ユニットAKU-67 2台セット

無線でデータの送受信が出来ます。マイコンからはシリアル接続で簡単に使えそうです。今後何かに利用することもあるでしょう。

 

カラー/白黒自動切替防水マウント入りCCDカメラ

監視カメラですね。明るいときはカラーで、暗くなったら赤外線で撮影してくれます。これは玄関に設置したいと思います。

 

ガイガーカウンター

室内は毎時0.07マイクロシーベルトでした。いつか核戦争が起きた時のために大事にしまっておきます。

 

USBデータロガー(温度)ST-301 -20~70℃

USB接続の温度計測機です。USB接続だとPCからは簡単に使えますが、マイコンからは使いにくいですね。

 

MP3プレーヤー内蔵GPSデータロガーGPSWalker

MP3プレーヤーとFMチューナ付きのGPSロガーだそうです。音楽やラジオを聴きながらウォーキングした軌跡を確認するんですかね。これはただのMP3プレーヤーとして使うことになりそうです。

 

GPS-54型GPSレシーバーモジュール

シリアル接続でつなげるGPSレシーバーモジュールです。マイコンから簡単に利用できそうです。

 

シリコン太陽電池モジュール(1V500mA)ETMP500-1V

太陽電池です。直列でも並列でも使えるそうです。2枚で2Vなのでマイコンの電源にはきびしいですが、PICならギリギリ動かせるものがあるかもしれません。

 

4D ARDUINO ADAPTOR SHIELD

Arduinoのディスプレイモジュール接続用のシールドです。ディスプレイモジュールは使いませんが、ヘッダピンとして利用することはあるでしょう。

 

10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)

少し配線するだけでPCにUSB接続できるDACです。改造すればスピーカを直につなげることもできます。

 

PSoC FirstTouch(PSoCスターターキット)

ワンチップ・マイコンです。

左側のUSBがある方はPCとシリアル接続するためのプログラマで、右のむき出しの基板が評価用のマイコンボードです。こういった未知のマイコンボードを動かすのは楽しいですね。ボードには色々なセンサーが載っているようなので後で遊んでみます。

 

USBオシロスコープPicoScope3204A

PCにつないで使うタイプのオシロスコープです。去年の福箱にもっと高機能で液晶画面付きのオシロスコープが入っていたので、こちらはあまり使わないかな。

 

そして今回の福箱で最もうれしかったのがこれです。

付属の英語マニュアルにはμP-1 Universal Testing Boardとかいてあります。日本語のマニュアルがここにありました。

これまで作ったことのある回路や扱ったこともない回路が一つのボードに20種類も配置されています。PICを差し込むソケットもあるので、これでマイコンボードが作れてしまいますね。それだけでもうれしいのですが、一番うれしかったのが8255と74139が搭載されていたことです。

以前中古のMSXを購入したときSDカードの読み書きにAVRをつなげたのですが、MSXの拡張スロットに挿せる基板がなかったので仕方なくジョイスティックポートの汎用入出力を使いました。その後やはり拡張スロットを使ってI/Oポートを増設してデバイスをつなぎたいと思い、いらないファミコンカートリッジを加工してMSXのスロットに挿す基板を作っていたのです。

ただ、拡張スロットにデバイスをつなぐにはアドレスラッチとデータラッチの回路が必要になります。74139と8255がその目的に使えるICなのです。アドレスラッチはともかく入出力データのラッチを簡単に扱える8255は最近では入手しにくくなっていて、海外のサイトから購入するか代替の回路をつくるか悩んでいたところでした。それらのICが一度に手に入ったのですから、こんなにありがたい事はありません。秋月さんありがとう。

これでMSXからこのユニバーサル テストボードの回路を利用したり、PICをMSXの周辺デバイスにあるいはMSXをPICの周辺デバイスにすることが出来そうです。

 

それともう一つ面白いものが入っていました。

なにかと思ったらカスタマイズが自由自在に行えるキーボードでした。

DUMANGキーボードというものです。なんとキーを磁石でベースボードに自由に配置でき、キーの機能もプログラムで自由に変えられる優れものです。

しかもキーはメカニカルスイッチで、押したときにカチカチと小気味よい感触です。キー一つ一つにMCUが内蔵されているのも驚きです。なんと贅沢なキーボートでしょう。
今回福箱に入っていた物はベースボードがテンキーサイズでしたが、フルキーボードをつくれるベースボードもあるようです。

これまで様々なキーボートをマイコンを使ってカスタマイズしてきましたが、このキーボートには太刀打ちできません。すごいですね。

 

お楽しみ袋も入っていました。

なんだか表面実装のパーツばかりが目立ちます。こちらは、また後で開封しようと思います。

 

今回の福箱は面白いものが入っていました。個人的に欲しかったものも手に入りましたし、購入した価値は十分ありました。



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