
法隆寺、法輪寺、法起寺の塔を合わせ、斑鳩三塔というらしい。いずれも聖徳太子またはその子の山背大兄王が創建したと伝わっている。
607年 法隆寺創建
622年 法輪寺創建
638年 法起寺創建
本来は法が起き、輪り、隆んになる順序だが、創建年は逆になる。

法輪寺の伽藍は、近年全て焼け落ちたが、仏像は生き残っている。特に本尊の左右の虚空蔵菩薩立像と薬師如来座像は、飛鳥時代独特の面長な古い形だ。
この寺は地名から三井寺とも言われる。その井戸の一つが発掘されている。狭い路地を行くと、遺跡を見ることができる。

さて、法起寺である。この寺の三重塔は日本で最も古い三重塔として有名であるが、同時に最も美しい仏塔であると思っている。

この塔、下から段々細くなり、第三層の細さはむしろ艶かしい。どうしてこんな美しい塔を作ることができたのだろう。近くに寄って柱を見るとツギハギだらけだ。よくぞここまで面倒を見てくれたか、感激する。

しばらく寺の周りを歩き回り、スマホで撮りまくる

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