御所市の南方部に蛇穴という地名がある。これは酷い地名だと思っていたが、読みは「さらぎ」らしい。
さらぎとは新来という意味と、蛇がトグロを巻いた時に真ん中に出来る穴、それから大仏次郎のように仏の読みにもあることから、複合的に名付けられたのではないかと言われているが、当地の野口神社によれば、大蛇が森の井戸に逃げ込んだので大石で蓋をしたことによるという。
毎年5月5日には汁掛祭が開かれ、参詣者にワカメ汁を振り掛け厄除とする。その後14mに及ぶ藁でできた大蛇を担いで練り歩き病除を祈願する。
その後、この蛇綱は野口神社の蛇塚の上に飾られるという。行ってみると蛇塚の上には石しかなかった。
恐らく今年は中止になったのだろうか。それとも別の場所に移動されたのだろうか。
なお境内は次のとおり。綺麗に掃き清められているが賽銭箱もない。殿はやはり西向きだった。
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