3-貪り読む
すでに一部書店の店頭にて並んでいます
12月27日発売
危機を乗り切るための予言と超予測 井村宏次・著
来るべき【地獄の時】を生き抜く術がここにある
幾度となく衝撃を受けながら、一気に読破したときにはすでに夜中の2時をまわっていた。
それからというもの、井村さんの他の著作や、翻訳した超心理学に関する本を中心に、その他の所謂ニューサイエンス系の本を読破していく日々が続いた。
井村さんと並び、そのころよく読むようになっていたのは、コリンウイルソンだった。
また、井村さんが連載をもっていた精神世界系の伝説的雑誌Azも欠かさず購読していた。
そのAzにて、井村さんが講師を務めるカルチャースクールがあることを知った。
はじめて参加したのが、シンクロエナジャイザーというゴーグルの裏に光のパルスを発生させて、変性意識状態を作り出すガンツフェルトのような機器を紹介していた回だった。
井村さんとの手紙のやり取りや年賀状が届くようになったのはこの頃からだ。
ある年からの年賀状以降、不思議な数字や言葉、図が羅列されるようになった。
バブル絶頂期と崩壊、社会の底辺で生きる身には不況という言葉さえ、身近に感じることが出来ない日々が続いていたのだが、
95年の年賀状には、ついに来るべきものが来るのかと腹をくくった。
鯰様お静かに!と鯰の絵が大きく書かれていた。
これまでいただいた年賀状とは明らかにリアリティーが感じられ、事態が差し迫っているように思えた。
そして1月17日、阪神淡路大震災が発生。
第一報が入るが映像がなかなか出てこない。
どのくらいの被害状況なのだろう?仕事に行く時間になり、
職場のテレビ画面に映し出される悲惨な光景をみつつ、大阪在住の井村さんたちの安否を心配した。
その一部始終は「直観」と環境テクノロジーという本にまとめられている。