ペリエやルメールやスミヨン(あとWSJSによく来るメンディザバルも繊細やん)など、「当たりがソフトで折り合い抜群で、しかし常に集中して走らせている」フランス人騎手特有の技術についてはこれまでも何度も賞賛してきましたが、下記のエントリのコメント欄でkuwaさんがもっと詳しくわかりやすく書いてくれました
たとえばハーツクライのキングジョージやゼンノロブロイのインタナショナルSのように、芝丈が長く起伏に富んだ直線の長いコースで、あと400mぐらいでもう各馬へこたれてしまってそこからの踏ん張り合いのようなレースになると、ファロンのように馬を叱咤激励し続けられる技術が最も重要になってくるわけです
そういう競馬の質の違いで要求される技術も違ってくるのは当然で、イギリスの名手、北米の名手、香港の名手、オセアニアの名手、地方競馬の名手、それぞれホームグラウンドで育まれてきた技術というものがあるわけで、そのなかでフランスと日本の芝競馬の質が近いものがあり、日本の競馬で最も技術を発揮できるのがフランス人騎手だった…ということやと思うんです
しかし競馬の質は似ていても、典型的なフランス血統って日本ではあんまり大成功しないのが不思議なんですよね~(それこそパーソロンとダンディルートぐらい?)
私は馬に跨ったことがあるといってもホントに跨ったことがあるレベルで(^ ^;)、いわゆる15-15とかで馬を走らせたこともないのですが、kuwaさんは日本で三本の指に入るような名門牧場で乗ってた人で私なんかとは説得力が違うと思うんで、ぜひご一読いただきたいです
A Wild Ride「天皇賞(秋)はブエナビスタ」
http://blog.goo.ne.jp/boldirish/e/11695e555238f2c20934a334bc553770#comment-list
東京10R 精進湖特別
◎2.ゲームマエストロ
○7.ベルベットロード
▲8.ダブルレインボー
△6.ダイワファルコン
×5.ヒシカツジェームス
注9.シングンレジェンド
◎は母系の奥にスピードが強く、セントライトもよく追い込んだがベストはこの1800mあたりか。フェイルノート以下に完勝の未勝利勝ちがこの東京1800mだった。ゼンノロブロイ×スピニングワールドで手先の強い走り。道悪も巧いとみた。直線長い1800mの道悪となればもちろん相手はキンカメ本線で。
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ゲームマエストロのように母系にRivermanを持つゼンノロブロイ産駒は、これまで中央に13頭が出走して9頭が勝ち上がり、そのなかにはアグネスワルツやトレイルブレイザーも含まれるので、まあ今のところわりとニックスといえるのではないかと
この組み合わせはNasrullah、Roman、Sequence≒Not Afraid、Better Self≒Be Faithfulなどなどのクロスになります
エストシャインのところも、道悪のゼンノロブロイでシーズンズベストを相手にとったまではよかったんですが、しかしリズミカルステップとはなあ…
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昨日は競馬のあと「雷桜」を観てきました~
ストーリーはよくある時代劇のそれと言ってしまえばそれまでですが、撮り方や見せ方が上手で、ストーリーがありきたりなのにけっこう感情移入して観れましたね~
映画の日やのに20人ぐらいしか入ってませんでしたが(^ ^;)、クライマックスでは14人ぐらいのすすり泣きが聞こえてきました
この廣木隆一という監督は、なかなか達者やと思うなあ~(シロウト評論)