









「皇帝のいない八月」では統合幕僚会議が物凄い権力のある組織と紹介されているが、実際は何の権力も無い組織で、統合幕僚会議議長は名誉職に近いものだった。
内閣調査室も室員80人しかおらず、ほとんどなにもできなかった。
渡瀬恒彦が演じる元陸上自衛隊一等陸尉の藤崎顕正の訴えたことは論理が弱く、2000人を惹きつけることは無理である。
時間がなくスピード違反しパトカーに追われ、NATO弾の機関銃を発砲してしまうバカのせいでクーデターが発覚してしまう。
もっと早く出ていれば、スピード違反でおとなしく運転手だけ捕まっていれば、積み荷を問われても適当に答えてごまかしていれば、機関銃ではなくありふれた銃を使っていれば、クーデターはバレなかった。
しかし実際の組織、人間というものはそういう失敗をする。末端の些細なミスが原因でプロジェクトは失敗するのでリアリティがある。

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