西部警察
第９８話 ショットガン・フォーメーション
渡哲也
寺尾聡
峰竜太
藤岡重慶
苅谷俊介
御木裕
武藤章生
古手川祐子
佐原健二
庄司永建
内田勝正
深江章喜
戸塚孝
新井一夫
小坂生男
永野明彦
高橋義治
クロキプロ
グループ１２騎会
三石千尋とマイク・スタントマン・チーム
石原裕次郎
脚本
柏原寛司
監督
長谷部安春
協力
日産自動車
制作
石原裕次郎
製作
テレビ朝日
石原プロモーション
一晩で２つの銀行の貸金庫が、Ｍ１６ライフルとコルト・ガバメント拳銃で武装した７人組の統率のとれた強盗団に襲撃され３億８千万円が強奪される。
西部署大門軍団は夜間パトロールを強化する。そんな時、銀行裏にエンジンをかけたまま停まっている不審な車を発見するリキ（寺尾聡）とゲン（苅谷俊介）。銀行強盗と察し、銀行に侵入すると強盗団がガードマンを一列に並ばせ、貸金庫の扉にプラスティック爆弾を仕掛けていた。
Ｍ１６ライフルを持つ７人組には対応できないため、応援を呼びに行こうとするゲンだったが、懐中電灯を手摺にぶつけたため強盗団に気づかれ、リキが銃撃を受け重傷を負う。強盗団は慌てて代議士の貸金庫だけ盗んでいく。
その代議士は原子炉汚職で騒がれていた。他の銀行強盗事件も原子炉汚職に関わる代議士と商社社長の貸金庫が盗まれていた。そしてそんなおり、原子炉汚職の黒幕と言われ収監されていた政界のフィクサーが釈放される。理由は代議士２人と商社社長が言質を覆し、フィクサーは無実と言ったからだった。
大門（渡哲也）はフィクサー子飼いの政治結社が、貸金庫にあった秘密資料で代議士たちを脅し、フィクサー釈放に圧力をかけたと判断、政治結社リーダー前田（内田勝正）の逮捕状を取ろうとするが、警視庁刑事部長は拒否する。原子炉汚職特捜本部長（深江章喜）は大門に怒りをあらわにする。
西部警察有数の凶悪犯罪集団が現れ苦戦する大門軍団。
強力な武装、緻密な作戦により逆に追い詰められる大門軍団。
内田勝正は冷酷非情で残忍、冷静で切れ者の犯罪集団リーダーを熱演。
リーダー内田勝正の指揮により統率の取れた行動をとる犯罪集団。
大門軍団で最も優秀かつ武闘派のリキ寺尾聰がやられてしまうという序盤から苦しめられる大門軍団。
責任を感じ焦るゲン苅谷俊介。
犯罪集団の構成員、新井一夫はフジテレビ「スペクトルマン」にうっかり者の役でレギュラー出演している。アクション殺陣を専門とするグループ１２騎会の所属で現在もアクション殺陣を指導している。
同じく犯罪集団構成員の永野明彦は角刈りにしており渡哲也のスタント、ダブルを担当している。
爆破炎上する３３１日産グロリアは７７年型と思われる。
Ｍ１６ライフルとコルト・ガバメントによる圧倒的火力と緻密な作戦で大門軍団を追い詰める犯罪集団。
追い詰められた大門軍団に悲壮感が漂うが大門が会心の一撃となる決断を下す。
深江章喜は出演時間が短く、特別出演的な扱いになっている。闘病中の旧知の石原裕次郎への友情か。
