西部警察
第102話 兇銃44オートマグ
渡哲也
寺尾聡
峰竜太
藤岡重慶
御木裕
苅谷俊介
庄司永建
佐原健二
古手川祐子
神田隆
黒部進
阿藤海
清水宏
吉宮慎一
団巌
姿鉄太郎
中庸助
クロキ・プロ
グループ12騎会
三石千尋とマイク・スタントマン・チーム
石原裕次郎
脚本
永原秀一
監督
小澤啓一
協力
日産自動車
制作
石原裕次郎
製作
テレビ朝日
石原プロモーション
40kgの覚せい剤の取引で暴力団・針尾組と中光物産は接触する。取引価格、2億円と1億6000万円で揉めていた。
ついに抗争に勃発、激昂した中光物産の石山(清水宏)は針尾組長(中庸助)を射殺する。
西部警察署捜査課大門軍団は針尾組構成員と中光物産社員を現行犯で逮捕する。
しかし針尾組の若頭・根本(黒部進)と中光物産の金光社長(神田隆)は覚せい剤取引を否定、書画骨董の取引だと主張する。
抗争ははずみ、事故だったという。覚せい剤は現場から発見されず、二人は釈放される。
針尾に覚せい剤を与えられて飼い犬になっていたシャブ中の殺し屋・笠松(阿藤海)は復讐の鬼となる。
中光物産の幹部を強力な破壊力を持つ拳銃・44オートマグで次々と殺していく。一般人も巻き込まれ死んでいく。
金光の邸宅に侵入し、金光を殺そうとした笠松だったが、ドーベルマンを連れて警戒中の中光物産幹部・望月に発見され、望月とドーベルマンを射殺。
発砲音で警戒中の北条刑事(御木裕)に気づかれた笠松は逃亡、松田刑事(寺尾聡)と源田刑事(苅谷俊介)は覆面パトカー日産グロリア330後期型スタンダードで笠松を追跡する。
笠松の44オートマグは覆面パトカーのエンジンを撃ち抜き、パトカーは爆発炎上、源田刑事は火達磨になる。
笠松を利用し、覚せい剤を安く仕入れようとする若頭・根本だったが笠松は針尾組長への忠誠心から根本を信用せず、シャブを奪い取り根本を殺す。
金光は恐怖からわざと傷害事件を犯し、警察の留置所に入ろうとするが、大門団長(渡哲也)は金光を釈放、笠松の的にする。金光はついに覚せい剤の場所を吐き保護を認められ、44オートマグを持って襲ってきた笠松は大門部長刑事に射殺される。
金光は「最高でも7年の刑。たいしたことはない。」と不敵に笑う。怒りの鉄拳を食らわす大門団長。
暑い日、やりきれなさを背負い、坂道で上着を肩に掛け一人歩く大門だった。