松竹映画 富士映画
共同配給
松竹映画
八つ墓村
原作
横溝正史
脚本
橋本忍
撮影
川又昴
美術
森田郷平
音楽
芥川也寸志
製作
野村芳太郎
杉崎重美
織田明
監督
野村芳太郎
萩原健一
小川真由美
山崎努
山本陽子
市原悦子
加藤嘉
井川比佐志
浜村純
下條正巳
下條アトム
藤岡琢也
夏純子
中野良子
浜田寅彦
大滝秀治
花沢徳衛
綿引勝彦
夏八木勲
田中邦衛
橋本功
稲葉義男
山本清
山谷初男
任田順好
吉岡秀隆
風間杜夫
片岡五郎
丹古鬼馬二
及川ヒロオ
椎谷建治
姿鐵太郎
渥美清
協力
JAL 日本航空
AGS空港グランドサービス
PANAVISION
松竹映画
富士映画
松竹株式会社
日本航空と日本航空の子会社AGS空港グランドサービスが協力。
羽田空港で日本航空とAGS空港グランドサービスの協力によるロケが撮影された。
伝統と風習にとらわれる田舎の八つ墓村と現代の近代的な空港を対比させている。
日本航空ボーイング747の威容。
世界一、高価なボーイング747を保有していた日本航空。
大阪で使われるタクシーは日本タクシー。
パラマウント・ピクチャーズ『ブラック・レイン』でも日本タクシーが使われる。
1979年の三菱銀行北畠支店強盗立てこもり事件では3日目の朝、大阪府警は負傷者搬送のための20台以上の大阪市消防局の救急車とともに、負傷してない行員、客の帰宅のため日本タクシーのタクシー50台以上を銀行横に待機させた。
これにより突入による事件解決が近いと思われ、マスコミがさらに集まった。
日本タクシーは日産セドリック・クラシックSVなど日産セドリックの高グレードを使っていた。
八つ墓村に来る警察車両に白黒パトカーは無い。
地方の山間部に撮影用の白黒パトカーを用意できなかったのか。
綿引勝彦の刑事が余計、ヤクザに見える。
岡山の八つ墓村だが、葬儀の花輪が東京風になっている。
田舎風の葬儀。
77年当時の実際の田舎がああなのかはわからない。
予告編に登場する原作の横溝正史。
角川春樹事務所/東映『金田一耕助の冒険』では和装で登場、おじいちゃんに見える横溝正史。
『八つ墓村』予告編では洋装で登場する横溝正史。
しかし茶色の服で、やはり、おじいちゃんに見える横溝正史。
近鉄バファローズファンの横溝正史、死ぬ前に近鉄バファローズ初優勝を見れた。
神戸で生まれ育ち、岡山に疎開した横溝正史。作品では神戸、岡山が頻繁に出る。
1994年、
テレビ大阪のゴールデンタイムに
八つ墓村
が特別番組として放送された。
ゴールデンタイムにもかかわらず
嘔吐するおじいちゃん加藤嘉、
嘔吐し首をはねられる落ち武者・田中邦衛、
鎌でゆっくり胸を切られる稲葉義男、
焼死体の首、
目を開く夏八木勲の生首、
桜吹雪を背景に駆ける狂った山崎努、
32人殺し、
刀を突きさされる赤ん坊の断末魔の叫び、
などがノーカットで放送された。
エンディング曲もカットされなかった。
予告編に登場する奥山製作本部長。
奥山製作本部長は松竹株式会社の社長になる。
松竹に君臨する奥山一族。
しかし奥山一族は会社を私物化したとして息子・奥山和由とともに松竹を追放される。