民主党のジョー・バイデン大統領候補は2019年5月に民主党アイオワ州集会で
「中国に出し抜かれる?連中は悪い手合いではない。」
「我が国の競争相手では無い。」
と発言したと報道された。
バラク・オバマ大統領のスーザン・ライス国家安全保障担当補佐官は
アメリカと中国が共同で世界を主導するG2を絶賛し、現在も中国脅威論を否定し中国に好意的である。
民主党ジョー・バイデン大統領候補が仕えたバラク・オバマ大統領の外交アドバイザーで、クリントン大統領政権で副大統領から大統領選挙に出たアル・ゴアの外交顧問であるズビグニュー・ブレジンスキーは1998年に
「アメリカ、NATO、中国でロシアと日本を封じ込める」
「日本はアジアでの米国の主要パートナーであってはならない」
と主張し、
その後も親中、反日の外交を民主党の大統領に提言し続けた。
民主党のジミー・カーター大統領はズビグニュー・ブレジンスキー特別補佐官の提言で
日本封じ込め政策の一環として
日米原子力協定を見直し、日本に対する原子力燃料の供給を停止
を検討した。
1993年から2000年まで続いたクリントン政権。
ウォルター・モンデールが駐日大使となった。
ウォルター・モンデールは1977年から1980年までカーター民主党政権の副大統領だった。
ウォルター・モンデール駐日大使は尖閣諸島紛争にアメリカは関与しないと発言した。
サンディ・バーガー国家安全保障担当大統領補佐官、バウチャー国務省報道官もこのことを追認した。
日本での怒りの声を考慮したカート・キャンベル国防次官補代理は、日本の施政権下にある尖閣諸島は日米安全保障条約によって守られると、政府高官の前言を撤回した。
1997年、民主党のビル・クリントン大統領は2期目に入り新しい閣僚を発表した。
貿易を担当する省庁である通商代表部(USTR)の通商代表にはシャーリーン・バシェフスキーが就任した。
民主党のビル・クリントン大統領政権のシャーリーン・バシェフスキー通商代表は就任記者会見で
「日本より中国のほうが良い国」
などと中国を絶賛した。
一方で、クリントン政権は対米貿易黒字が大きい日本を敵視し
トヨタの高級ブランド車であるレクサスLS400、レクサスES300
日産の高級ブランド車であるインフィニティQ45、インフィニティI30、インフィニティJ30
ホンダの高級ブランド車であるアキュラRL、アキュラTL、アキュラNSX
に超高額の関税をかけることを検討していると発表し日本に圧力をかけた。
日本は「自主的に」アメリカ製自動車部品を購入するようになった。
クリントン民主党政権は中国を「戦略的パートナーシップ」と位置づけ、中国を重視していた。
(次のブッシュ共和党政権は中国を「戦略的競争相手」とし中国を警戒した)
ジョー・バイデン大統領候補もカマラ・ハリス副大統領候補も国家安全保障戦略を明確にせず、対中政策についてもできるだけ語らないようにしている。
民主党は反日、親中であると覚悟しておかなければならない。
アメリカ議会には対中強硬派は昔から結構いる。
現実主義の連邦議員に加え、
チャイナ・ロビー(中華民国ロビー/台湾ロビー、中国ロビーではない)は反共産主義思想の政治家集団でそこそこ議席がある。
しかし対中強硬派の主張は注目はされるものの40年間無視され続けている。
対中強硬派がいくら主張しても大統領、政権が親中を進めると止められなかった。
親中にならなかったら儲けもの、反日にならなかったら儲けものと思うくらいにしたほうがいい。