田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

野党が親ソ連北朝鮮支持の社会党だった日本の不幸1

2021-06-06 19:26:28 | 安全保障

アメリカの民主党はリベラル政党として、イギリス労働党は社民主義政党として

 

国家安全保障をしっかり考え軍事を重視していた。

 

 

西ドイツの社民党は当初、階級政党という左翼政党だったが

 

1959年のバートゴーデスベルグ綱領から国民政党となり社民主義を志向、

 

NATOの一員として強力な連邦軍を作り上げていった。

 

連邦軍には第2世代戦車のレオパルド1戦車、西側初の第3世代戦車レオパルド2戦車に配備するのに加え、郷土防衛隊にまでM48戦車を配備するなど軍事に力が入れられた。

 

1972年のミュンヘン・オリンピックでの黒い9月によるテロを受けて国境警備隊に対テロ部隊GSG-9を創設、1977年のモガディシオ事件ではテロに屈さずGSG-9を投入し事件を解決し自由主義国の中道左派・左派政党でも国際的な責任を果たせることを示した。

 

 

 

日本では野党第一党の社会党が親ソ連・北朝鮮支持を明確にするとともに

 

軍事政策では非武装中立という国家安全保障放棄、防げる戦争は防ぐという国際的責任も放棄した。

 

野党第一党の社会党が過激な左翼政党になったため、政権を担うことになった自民党は右派、保守派、中道派、リベラル派、左派を抱える巨大政党となってしまった。


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