いつもの喫茶店で本を読んだりチョコチョコメモっぽい物を書いたりしていると、よく見かける常連の老夫婦が隣に座りました。
ただ「よく見かけるな~」というだけで別に会話はしないのですが、自分が常連客だと他の常連客はすぐに覚えるものでして。
しかし今日はその老夫婦にいきなり話しかけられました。
「勉強?学生さん?」
「いえ…」
この年代の方には20代と30代の区別がつかないのだろう。
そして絵でなく文章を書いていたので勉強だと思われたようです。
基本的には人見知りなので全然知らない人に突然フレンドリーに来られると動揺する。
で、僕はつい老夫婦の「学生じゃないの?浪人?」という問いに「はい」と答えてしまった。
ここでもし「漫画です」と答えれば更にいろいろ具体的に聞かれるかもしれない、というシミュレーションもあっての事です。
しかしこれはこれで大学トークに花が咲く事になってしまった。
「どこの大学受けるの?」
「○○大学です」(←つい家の近所の大学名を出す)
「ああ、あそこなら演劇学部?」
「い、いえ、日本画方面でして…」
面白いもんで、自分が高校の時に受験しようかどうしようかと迷っていた学部名が咄嗟に出ました。
あの頃の気持ちが頭に蘇ってきた。
「東京の方?ご出身はどちら?」
「兵庫です」
「あら親御さんも大変ねぇ、来年の春まで一年間」
「はい、頑張ります。」
その後もいろいろ質問攻めにあっている内に、結局「浪人生で日本画志望」という要素以外は全て本当の事をしゃべっていました。
中々いきなり別人になれないものだ。
やがて老夫婦はにこやかに去っていかれました。一安心でしたがすぐに大きな問題に気がつきました。
しまった!あの老夫婦は常連客だ!
…やっぱ最初から漫画って言えば良かったですわ。
ただ「よく見かけるな~」というだけで別に会話はしないのですが、自分が常連客だと他の常連客はすぐに覚えるものでして。
しかし今日はその老夫婦にいきなり話しかけられました。
「勉強?学生さん?」
「いえ…」
この年代の方には20代と30代の区別がつかないのだろう。
そして絵でなく文章を書いていたので勉強だと思われたようです。
基本的には人見知りなので全然知らない人に突然フレンドリーに来られると動揺する。
で、僕はつい老夫婦の「学生じゃないの?浪人?」という問いに「はい」と答えてしまった。
ここでもし「漫画です」と答えれば更にいろいろ具体的に聞かれるかもしれない、というシミュレーションもあっての事です。
しかしこれはこれで大学トークに花が咲く事になってしまった。
「どこの大学受けるの?」
「○○大学です」(←つい家の近所の大学名を出す)
「ああ、あそこなら演劇学部?」
「い、いえ、日本画方面でして…」
面白いもんで、自分が高校の時に受験しようかどうしようかと迷っていた学部名が咄嗟に出ました。
あの頃の気持ちが頭に蘇ってきた。
「東京の方?ご出身はどちら?」
「兵庫です」
「あら親御さんも大変ねぇ、来年の春まで一年間」
「はい、頑張ります。」
その後もいろいろ質問攻めにあっている内に、結局「浪人生で日本画志望」という要素以外は全て本当の事をしゃべっていました。
中々いきなり別人になれないものだ。
やがて老夫婦はにこやかに去っていかれました。一安心でしたがすぐに大きな問題に気がつきました。
しまった!あの老夫婦は常連客だ!
…やっぱ最初から漫画って言えば良かったですわ。