チョココロネの詩

僕を頭から食べるのか
僕をお尻から食べるのか

そんなことであなたの人生は決まりはしない

僕を頭から食べるのか
僕をお尻から食べるのか

そんなことで性格を判断している人がいるけど

そもそも
どっちが頭？
どっちがお尻？

全部まるごとそろって僕なのに

最初にチョコの部分から食べたって
残りの部分が全部つまらないわけではない
甘い後に味わう生地自体の優しい味や柔らかさも含めて僕

最初にチョコの部分を食べたって
それで満足して残りの部分を捨てちゃう人なんていない

全部まるごとそろっての僕だから

初めにパン自体の味を噛みしめた人には
最後に甘い喜びが待っている
僕を食べるのにも
たくさんのストーリーがある

中に込められたチョコにもたくさんの気持ちがつまっている

パンだけの部分があると寂しくなっちゃう人は
ロール状にしてパンパンにチョコをつめれば満足なのかな

それはそれであり

でも
僕は変わらず
チョココロネを続けると思う

僕はまるごとの自分が好き

チョコの部分も
パンの部分も

全部まるごと自分だから

食べる人によって
色々な見方をされる自分も好きだから

僕は今の形を変えずに

自信をもってチョココロネでいればよい

え？
牛乳もほしいって？

それは自分で頼んでください。