地方から来た修学旅行生を見た。笑顔で案内する若手教師。
「あと10分しかないぞー!」
「大丈夫っす!大丈夫っす!」
しおりを何回も何回も見たのだろうか、クシャクシャに丸まったしおりには赤ペンのラインが何本も見えている。
今日のこの日の風景が生徒にとって忘れられないものとなる。それは教師にとっても忘れられないものとなる。
部屋を抜け出した生徒と廊下で寝たことを思い出した。寝ずに日誌をチェックしたのを思い出した。
困らせる生徒、でもまんざら苦労させられることがイヤなことではない。
がんばれ!地方の若い先生。
背中を見送って、僕は待ち合わせ相手と駅を後にした。
「あと10分しかないぞー!」
「大丈夫っす!大丈夫っす!」
しおりを何回も何回も見たのだろうか、クシャクシャに丸まったしおりには赤ペンのラインが何本も見えている。
今日のこの日の風景が生徒にとって忘れられないものとなる。それは教師にとっても忘れられないものとなる。
部屋を抜け出した生徒と廊下で寝たことを思い出した。寝ずに日誌をチェックしたのを思い出した。
困らせる生徒、でもまんざら苦労させられることがイヤなことではない。
がんばれ!地方の若い先生。
背中を見送って、僕は待ち合わせ相手と駅を後にした。