誰かの為に生きる

何もかも上手く行きにくい世の中である。目標も先の見通しも持てず今生きている事が辛いと悩んでおる者もおるであろう。

人が一人生きて行く為には大勢人の助けが必要である。自分も知らず知らずの内に何処かの誰かを助けておるその様にして世の中は回っておるのである。

今生きて行く事が辛いなら自分の力や時間、知恵を必要としている誰かの為に使えば良い。残された時間などいらんと申すならその捨てる時間を誰かの為に使ってみよ。自分の為に生きず誰かの為に生きてみたら良いのである。自らの肉体を使うだけでなく指一本で助けられる事もある筈ぞ。人の為なら案外自分を生かす事が出来るやも知れぬ。

自分は大勢の中のささやかな一人であるが人の為に何かをしようとすれば人に自分が生かされ無くてはならない一人になれるのである。