南房総館山・なぎさの自然詩

今年初めてのアサガオガイ

今日の海岸は東寄りの風が吹き、5月にしては気温が低く時々小雨が降っていました。
ゴールデンウィーク最終日でしたが、車も人出も少なくて、いつもの日曜日よりも静かな印象です。


肌寒さを感じながら海岸を歩き、白化したサンゴとアサガオガイを見つけました。
アサガオガイは海を漂流生活している貝で、黒潮にのって房総半島近くまでやって来るのです。猛毒で知られるカツオノエボシや、カツオノカンムリ、ギンカクラゲも同じく漂流生活者なので、これらをビーチコーマー界隈では総称して青モノと呼んで、その到来は夏を告げる風物詩ともなっています。
アサガオガイはこれらヒドロ虫類を餌とし海で同じ場所を漂っており、そのため海岸へ漂着する時もだいたい同じなのです。
漂流生活している海の生き物はどれも生態が詳しく分かっていないので謎が多いそうです。この広い海でどのようにして同じ場所に集まるのかなどと考え始めると、いろいろと想像してしまい興味が尽きません。


砂浜にはハマヒルガオとミヤコグサのピンクと黄色のコラボレーションです。



磯には渡りの途中のチュウシャクシギがいました。


砂丘の上まで続く野原は全部テリハノイバラです。


蕾が出来ていて野原全体に白い花が広がる光景は圧巻だろうと思うと、開花するのが楽しみです。


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