前日の暴風雨が去りよく晴れている館山湾ですが、今日も朝からとても強い南寄りの風が吹いていました。
海岸へ行くのが無理そうだったので、近くにある船越鉈切神社へ参拝に行きました。
神社の参道には大木がたくさんあり、その中には見事な地衣類も見られます。
神社の参道には大木がたくさんあり、その中には見事な地衣類も見られます。
その帰り道に寄り道しながら散策している内に、風が弱まって来たので海岸へ向かいました。
ビーチコーミングをしながら歩くとアオイガイが打ち上げられていました。
大きさは5.5cmで殻をよく見ると修復した跡が見られました。
以前にも修復した跡のあるものを拾った事があるのですが、薄い殻は壊れやすく、他の生き物に囓られたりするのかもしれません。
次に見つけたのはウミソーメンと呼ばれるアメフラシの卵です。
4~6月に産卵するそうですが、今はまだ3月なので少し早めの産卵なのでしょうか。
アメフラシは雌雄胴体で寿命は1~2年、産卵するとその一生を終えるそうです。
なので夏にアメフラシを見ることは無いそうで、冬になると小さなアメフラシが再び現れるそうです。
ピンク色のキンチャクガイとマルツノガイです。
マルツノガイは7cmで、今まで見た中でも一番大きくて驚きました。
角のような細長い殻と同じく細長い体を持つ貝なんてとても不思議です。
アメフラシも殻を持たない貝の仲間なので、それぞれの貝類の躰を形作る最初のきっかけが何だったのかと考えると興味深いです。
海の生き物はその種類も多くて、独自の進化をしているものも多く、まだ分からない事もたくさんある未知の世界です。
自分が生きている間にどれだけの生き物を見ることが出来るか、これからも楽しみながらビーチコーミングしたいと思います。
砂丘では2羽のコチドリが海浜植物の影で休憩中でした。
この少し前までは2羽のコチドリが鳴きながら飛んでいました。
海上や海岸を飛び、民家の上まで行ったりと激しい飛行をしていました。
オス同士の争いなのかと考えたのですが事実確認出来ませんでした。
そろそろ求愛行動をする頃なので、気が立っているのかもしれません。
今年も館山湾へやって来たコチドリ達の繁殖活動の観察を続けていきたいと思っています。