南房総館山・なぎさの自然詩

タカラガイと布袋石



北風吹く海岸は波音が大きくて荒れ模様。
曇り空の下でのビーチコーミングでした。
このタカラガイ4種は砂浜の同じ場所に打ち上げられていました。
左側からクロダカラ、キイロダカラ、ウキダカラ、ナシジダカラです。
タカラガイがたくさん打ち上がるようになる季節が到来した感じがします。



砂丘のキミガヨランの群落ではほとんどの株が蕾を付けていて、もうすぐで花が咲きそうです。


少し離れた場所にはイソギクの群落もあり、こちらもたくさんの蕾を付けていて、花の咲くのが楽しみです。


そしてこちらは松の蕾?
とても綺麗です。


堤防をイソシギが歩いていて、食べ物を探している様です。



そしてイソヒヨドリも同じ堤防の上に止まっていました。


そして帰り道の途中で打ち上げられたばかりのイルカの耳骨を見つけました。



上半分が白くなっているのは石灰が付着しているからです。
この白い石灰は石灰藻と呼ばれる体に石灰を取り込んだ海藻類なのだそうです。
恐らく長い間海底に埋まっていたものが波の力で海中に出て来て、ここまで運ばれてきたようです。



エボシガイの付着したビンも打ち上げられたばかりで、ちょっと前に同じ場所を歩いた時にはありませんでした。
波の力が海上に浮かぶものや、海底に沈んだものを波打ち際まで運んできて、それを発見する事は幾つもの偶然が重なった結果だと思います。
ほんのちょっとの違いで出会えたことがとても不思議で、一期一会の出会いってこういう事なのかと実感しました。








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