南房総館山・なぎさの自然詩

海岸で出会う鳥たち その1

南房総の海岸で通年見られる鳥たちです。


ミサゴは魚を主に餌とするので海上を飛ぶ姿をよく見かけます。狩りに疲れてテトラポッドの上で休憩中の様子。


海岸を歩いている時、頭上を飛んでいくミサゴは一見するとトビのように見えますが、お腹が白いので見分けられます。
そして魚を見つけるとホバリングしてその後急下降し、足から海中へとダイブします。その狩りの様子は素早く、あっという間に魚を捕まえて飛び去っていきます。


イソヒヨドリのメスは茶色の体色で腹側に鱗模様があります。
この時は嘴に何かを咥えていて磯で餌を見つけて捕まえたようです。


イソヒヨドリのオスは青灰色と腹側は赤茶色の体色でとても鮮やかなので、海岸でも目立ちます。


イソシギは頭を前後に動かす仕草が特徴的です。川が海へと流れ出る河口付近を見ると大抵見かけるスズメ大の鳥です。


ハクセキレイは街中など様々な場所で見かける鳥ですが、海岸へもやって来ます。


カラスも海岸へやって来て、人と同じように波打ち際をビーチコーミングしながら餌を探して歩いています。
この日はタコが打ち上がっていて、仲間同士でついばんでいるようでした。
一番左がハシブトガラスでその他はハシボソガラスです。



カワウの群れが移動のため飛んでいくこともあり、また堤防の上で翼を広げている姿を見かけます。


胸に頭をうずめて休息しているアオサギ。河口近くにいることが多く、じっと佇んでいるような印象の鳥です。



河口付近にいるカルガモの群れ。

海岸を歩くときはこういった鳥たちとの出会いがとても楽しみで、いつも双眼鏡を持ち歩いています。鳥との距離感が分からず、近づきすぎて飛び去ってしまうこともしばしばあります。
そんな失敗したことで、意外に思ったのはアオサギがかなり臆病だということです。河口付近にアオサギとカルガモ、イソシギがいることが多いのですが、最初に飛んで逃げるのは一番体の大きなアオサギなのです。鳥にも様々な性格があることを知り、とても興味深いと思った出来事でした。





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