ここ数日の海岸散歩で見かけた海鳥達、まずはシロチドリです。
シロチドリの親子。
シロチドリの親子。
2023.5.08に出逢ったヒナは2羽。ふわふわしてとても可愛いくて、小さいのに動きが素早くて驚きました。
メスは近くにいてヒナを守り、オスは少し離れた場所でピーョッと鳴いて警戒していました。
そして同じ海岸で2023.5.18のヒナ。
親鳥とほぼ同じ大きさに成長していました。
飛べるようになるには後もう少しという感じです。
しかし2羽だったヒナは1羽しか見当たらず、トビがウロウロしていたので、もしかしてヒナを狙っていたのかもしれないと気になりました。
普通は砂浜へ直に3個の卵を産むそうで、このヒナは生き残った最後の子かもしれず、なんとか無事に育って欲しいと思いました。
2023.05.19には磯で休憩中だったキアシシギと摂餌中のキョウジョシギと出逢いました。
キョウジョシギはキアシシギの近くを気にせず通り抜けたので、キアシシギが戸惑って場所を譲っていました。
そして海岸では気付かなかったのですが、写真を確認していたら足環の着けられたキアシシギが1羽いました。
私自身が足環付の渡り鳥を見たのが初めてだったのでとても感動しました。
左が金属製、右が緑っぽいプラスチック製のようで、どこから来たのでしょうか?
東南アジアからオーストラリアで越冬し、シベリアやカムチャツカで繁殖するそうで、そこへ向かう途中にこの海岸へ立ち寄ったようです。
南から北へ長い旅路を移動しているキアシシギは疲れているのか短い時間でも目を瞑り休息し、しばらくすると採餌してというのを繰り返していました。
キアシシギのような渡り鳥は夜でも目的地に向かって飛ぶそうです。
暗い中を飛ぶ渡り鳥は強い光に誘引されてしまうことがあるそうで、以前渡り鳥が野球場に飛来してプロ野球の試合が中断したことが話題となっていましたが、これは光害(ひかりがい)と呼ばれるそうです。
個人的には花火大会も光害と同じだと思っているのですが、長時間にわたる花火の光と爆発音は渡り鳥を混乱させてしまうことにもなり、夜間の活動を妨げることになってしまいます。
なので夏になると、日本中で花火大会が行われるのを見聞きするたびに、渡り鳥達がなんとか無事に過ごして欲しいと思っています。
人の娯楽活動が野生動物に良くない影響を与えてしまうのは悲しいし、大好きな鳥達の為にも何か自分に出来ることはないかと考えています。