海岸をビーチコーミングしながらゆっくりと歩き、時々周りを見渡すと鳥達との出逢いがあります。
その中で特にカワセミがいると心がときめいて嬉しくなります。
1/29に海岸を歩いていた時に突然現れた、このカワセミは堤防の上から魚を探しているようでした。
カワセミの雌雄の見分け方は嘴で分かり、メスは下の嘴が赤色、オスは上下が黒色なのだそうです。
このメスのカワセミは海岸でよく会う顔馴染みで、港や磯、小川など1km位の範囲で採餌しているようです。
秋から春にかけて海岸でよく見かけるのですが、繁殖期にはぱったり姿を見せなくなります。
この日は堤防から岩の上に移動して、上げ潮で動く魚を狙っているようでした。
顔馴染みの鳥は他にもいて、アオサギ、コサギ、イソヒヨドリなどの面々です。
堤防の使い方はそれぞれ、アオサギは風よけ、カワセミは魚探しです。
仲良しなアオサギとコサギ。
縄張り意識の強いイソヒヨドリのメスはカワセミがいると追い払っています。
別の日にはカワセミが綺麗な背中を見せて岩場に止まっていることもありました。
この日は何度も堤防から海へ飛び込みキビナゴらしき魚を捕まえました。
とある日は小川で魚を探している時もありました。
このカワセミがいつもいる小川で気になっている事があります。
それは南房総市、館山市では家庭用排水が直接川へ流れ出ることなのです。
ビーチコーミングをしている時に小川の近くを渡って歩くと、洗剤の匂いがしたり、川の水から湯気が立ち昇っていたりしているので、この水を利用する野生動物達が気の毒でなりません。
この川へはスズメ、カワラヒワ、ハクセキレイなどの小鳥もたくさん集まって水浴びしたり、水を飲んだりしています。
アオサギ、コサギもこの川で魚を探しているし、イソシギ、ムクドリ、カルガモも水を求めてやって来ます。
春になれば繁殖のためにコチドリがやって来て、この川の水を利用します。
そんな野生動物達にとっての命の水が汚染されているのが可哀想で、自分に出来る事は何かを考えてみました。
そして今自分が実践していることは、重曹のみで洗濯すること、石鹸をできるだけ使わずに風呂に入る、シャンプーの替わりに重曹、リンスの替わりにクエン酸などです。
あとは食器を洗う前に古紙で油を拭き取ってから、洗剤を使わずに洗っています。
大好きな鳥達と、いつもビーチコーミングしている海の為に出来る事はまだまだあると思うのですが、出来ることを続けていきたいと思います。