大空の下で

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美容スタッフのあの手この手

2021年04月22日 | お店

私が就職して1年目のことです。
定時に終われることが多い職場だったため帰宅途中、よく近くの大型スーパーに寄っていたのです。

買うものは自分のおやつ、洋服、化粧品などなど。
帰宅途中に何でも揃っているお店があるのは便利でした。

そこである日のこと。
店内でふと立ち止まって、今日は何のお菓子買おうかな~と考えていたところ・・・。



眉毛を揃えて差し上げますよよろしかったらこちらへどうぞ~」と、
突然声をかけられたのです。

声の主はテナントに入っている○○化粧品の売り子さん(現在はビューティーアドバイザー、美容スタッフとか言われている方)でした。
まあ、暇だったこともありついて行きました。
椅子に腰かけると、ササっと数十秒程度で眉を揃えてくれました。
なんだ、この程度なら自分も出来る範囲だな、と思っていると。
この売り子さん「お仕事の帰りですか?お肌に悩み事ありませんか?」などとしゃべりだした。
「無いですね~」と私が言うと、
「洗顔せっけん、何使ってますか?」と更に売り子が質問。
「P化粧品のせっけん使ってます」と私。
「あら~高級なのを使ってるんですね~」と売り子、笑顔で褒める。
そこで、私、褒められたのに気を良くして、
「母が使っているのを一緒に使ってるんです」と正直な話をした。
すると、鬼の首でも取ったかのように売り子が豹変したのです。

あ、それはダメですよ。
若い女性と年配女性の肌質からして違うので、ちゃんと年代に合ったもので洗顔しないと肌トラブルの元になりますよ」とか言い出したのです。

はい?さっきはそんなこと1ミリも言わず、褒めてたよね?
そして私の年代に合ったものという洗顔せっけんを出してきた。
ご親切な眉毛のお手入れどころか、売る気満々!

しかしながら私も若かったので、気の利いたことも言えず「急ぎますので」と言ってその場から立ち去りました。
正直な話、今でもデパートなどの化粧品売り場は苦手です。


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