やっと実車のパルスを調べました。 d(・v・
*この記事は調べている最中の経過を日記形式で記事にしたもので、様々な要因により所々間違った情報があります。
タイトルから求めるNCP30・NCP31の車速パルスに関して正確な情報が必要な場合は、記事一番下の追記をご覧下さい。
車はトヨタbB 初年度登録12年12月 TA-NCP30型です。調べるにあたって使用した機材は25年くらい前のオートレンジデジタルマルチテスター1つだけ。
とりあえずどこに配線があるのかネットで調べると、カーオーディオメーカーで信号線の位置を記したPDFが出てましたので参考にしました。しかし、それは宝の地図の如く私の車には適用出来なかった模様。w
書かれたコネクタと形状が異なり、もしやと思い同じ位置のピンにテスターを差し込んでみたものの反応無し。なので確実にパルスが来ているだろうメーター裏から拾う事にしました。場所は丸いメーターの裏側にある斜めに取り付けられた水色のコネクターの中央にある紫/白の線です。
ここにブレッドボードで使うジャンパワイヤを使ってパルスを取り出しました。
結果。
キーオフ: 0V 0Hz
キーオン・エンジンOFF: 0.045V 0Hz
エンジンON・停車: 0.005V 0Hz
60km/h: 2.47V(平均) 42-43Hz
低速遷移中のエラー: 4.72V ***Hz
この事から停車時は0V、電圧は5V、周波数は規格通りの60km/hで42.45Hzでした。速度返還するなら下の式を使いましょう。ただ、赤字の低速遷移中のエラーは3ケタ台まで行ってたので接触不良だったとしても電圧を考えると解せない。しかし車の速度計に異常は無かったので結局は接触不良が原因なのだろうと思う。因みにこの時停車までしたが電圧は4.72Vのままだったので、もしかしたらコイルによる受動ではなくMRセンサーを使う能動タイプかもしれず調査不足だったのは痛い。能動タイプだとエッジ検出しないと点灯サインには使えない。
速度 = 周波数 / 0.7075
こちらは74CH14を使ったパルスジェネレーターの出力を電圧計で測った写真。右上に赤く5.04V表示があり、回路自体は5V動作しているのがわかる。周波数は9Hzで約13km/h相当。
ここからは車速パルスを調べてるだけの方には無関係なので無視してOKです。(・v・
今開発してる車速感知式照明制御アナログ電子回路の為に調査した訳ですが、12Vを想定していたのに5VだったのでPICマイコンをそのまま使えるならそれで良いかと。今までCMOS-ICの4011(NAND x4)でネガティブエッジ検出とSRラッチにリセット遅延回路を追加して12Vで動く様にと頑張ってたのに全てが無駄に。www んでですよ、この調査以前に回路がきちんと設計した通りに動くか調べたくてパルスジェネレーターを74HC14で組んだらこれが5V駆動なんで、12で駆動中の4011だとENABLEでもHレベルとして認識してくれなくてどうしようかとか考えていたら、bBも5Vパルスだと判ってちょっと混乱してたけどまあ5Vなら4011を5V駆動しても良いし、PICにリレー繋げても良いかと何か気が抜けた感じ。4011を使うならもう一度再設計しないといけないけどトヨタ純正デジタル時計のケース内に電圧計と一緒に収まれば何でも良いかな。w
■ 2023/07/12 追記
検索エンジンが意図的に間違った記事を選択している可能性が大きいのでこちらに正確な情報を記載します。
NCP30・NCP31の車速パルス(配線の場所は本文中にあり)
パルスの電圧: 5V
波形: 方形
電源投入時:0V
速度 = 周波数 ÷ 0.7075
走行後停車しても0Vになるのではなく、その時のパルス波の電位を維持します。吸い込み型なので+5Vを直接電源にする様な使い方は電圧を維持できずエンジンの異常を引き起こします。微弱な+5Vを流し込んで電位の変化を感知する必要があります。また、計算上1秒間に1パルス以下の場合は電位の変化はありません。
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