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【bB】 アーシングチューンしてみる

2020年03月02日 | トヨタbB (NCP3#)

先日アース不良の修正をしましたが、今回はアーシングチューンです。d(・v・

 

今回は標準のボディアース線だけでなく、前回修正した端子から別の三点に太い配線を使って直接接続しておきました。
出来れば室内まで持って行きたいのですがそれはまた後で。
接続したのは以下の場所で製造時にきちんとやっていれば本来は必要の無い接続となります。

1.ボディに接触している標準の端子
2.オルタネータ(発電機)
3、4.左右ストラットタワーにねじ止めされている車両配線のアース端子

1は前回の場所。
2はできるだけ発電機に近い場所へということでオルタネータを上から見ても直接ねじ止めする場所は無さそうなので、ステーについている8φのネジ穴を利用して取り付けました。
この時も金属むき出しの部品なので大丈夫かと思いがちですが表面が劣化したり汚れているのである程度削って前回と同じく端子接触面にグリスを塗布してあります。
3と4はボディーからマイナスを拾っている端子です。
バッテリーから直接つながるボディーアースの取り付けと同じく、3と4のストラットタワーに用意されたアース取得用のボルト穴も、パッと見で塗装がそのまま残っています。
その一つ上にある同径のネジ穴なら金属が露出してましたが車両配線では届きませんでした。

 

■用意した部品。

1.太い配線(カー用品として売られているブースターケーブルを切断して使用)
2.6mmと8mmボルト用端子(カンセキ)
3.自己融着テープ(ダイソー)
4.電気配線用テープ(ダイソー)
5.電子工作用はんだ(ダイソー)
6.ケーブル保護チューブ(カー用品 エーモン社の黒い蛇腹タイプ)

なんだかんだで2千円くらい掛かりました。

 

さて工作の時間です。(・v・
最初にブースターケーブルの黒い方を切り、次の長さの配線を用意しました。

1.1m 6φと8φ端子 バッテリー直アース端子からオルタネータまで
2.45cm 6φと8φ端子 オルタネータから右ストラットタワーまで
3.45cm 両端6φ端子 バッテリー直アース端子から左ストラットタワーまで

次に3つとも両端のビニールを2cmほど切り落とし、芯を半分で折り返して1cmの長さにします。
端子の配線を差し込む部分が大きいので余裕で入りましたが8mmボルト用ではかなり大きすぎたのでスリーブを差し込んでいい感じのサイズに下げました。
端子に配線を突っ込んで圧着工具でしっかりと押えます。
ここはこの後ではんだ付けするので外れなければ問題ないです。
んで、圧着できた配線を端子を上にして万力で軽く押さえながら固定してライターで端子を炙りはんだを溶かしてしっかりと奥まで浸透させます。
奥まで、と言うのは端子の反対側まではんだが染みる程度ですね。(・・
これは芯がむき出しの部分が一番力が掛かって切れやすくなるためで、被覆部の中まではんだが浸透しているのが理想です。
そして熱し過ぎないように気を付けながら作業を終えたらさっさとプライヤーやラジオペンチなどで端子を掴んで熱冷ましします。
できるだけ被覆にダメージを与えないようにするためですね。d(・v・
これを6か所全部で繰り返して先ほどの最も弱い部分を保護する目的で端子と被覆の両方に掛るように自己融着テープを2回巻いておきました。
んで、エーモンの配線保護チューブを被せて両端の端子の自己融着テープに掛かるところまでの長さでチューブを切り落とします。
エーモンの保護チューブは2mなのでちょうどいい感じでした。
次に端子の自己融着テープが見えている部分から反対の同じく自己融着テープまで電気配線用テープを隙間なくクルクルと巻いていきます。
配線の通り道で配線が曲がる部分は引っ張られてズレるので重複多めで引っ張り過ぎてテープを伸ばさないように巻いてしっかりと密封状態を作っています。

この密封の理由は使用しているブースターケーブルにあります。
ブースターケーブルの被覆は劣化しやすく、数年放置しておくだけでも表面がひび割れてきますので直接何かに接触することの無いようにしなければなりません。
ではなぜ今回ブースターケーブルを使ったのかと言えば、身近なお店にちょうどいい太さの配線が見つからなかったから、と言うのが理由です。
 (^w^;
ホームセンターで扱う単線コードでは細い物かまたは電線工事で使うような太い代物しかなくて仕方なくこれを使いました。
なので劣化対策が必須なのです。

 

次に出来上がった配線をどうやって引くかです。d(・v・

1.出発点となる標準のボディーアース端子に二本のケーブルを繋ぎます。
  1本は1mの配線で6φ端子側、45cmの両端6φ端子の二本です。

2.1mの8φ端子をオルタネータのステーに8mmボルトで固定。
  ここにはもう1本の45cm配線の8φ端子側を共締めします。

3.残った左右にある6φ端子2つをそれぞれの側にあるストラットタワーに取り付けられたアース端子と共締めします。
  当然ですがこの端子もボディーの塗装を間に挟んでいるので塗装を紙やすりで削り落としてグリスを塗って取り付けます。

まあ、接続位置はわかりましたね。
あとは配線を実際にどこを通すかですな。(・w・;

 

まず1mの配線。

ボディーアース端子からボディ右方向へ向けてスロットルバルブ上を通し、エンジン上部に這っている太い配線に並ぶ形でそのまま右へ持って行き、オルタネータのステーへと取り付けます。
<- エンジンカバーを剥いだ状態
<-最初からステーにあった8mmボルト穴(ナット付き)を利用
配線は途中でエンジンの車両配線に対して浮かないように結束バンドで固定します。
※この後で車両側アース端子からバッテリー端子への直接接続へ変更しました。(・v・;

 

次。

ステーに共締めされた右側45cm配線は斜め下後ろに向けて取り付けて振動で揺れても問題の無い弧を描いてストラットタワーへ。
結束バンドで車両配線と一緒に留めます。
<-右前ストラットタワー部 車両配線とアース線にホーンのマイナス端子を共締め

 

最後に左(バッテリー)側。  

バッテリーのボディーアース端子からバッテリーとリレーボックスの間を通してできるだけ自然な弧を描いて右側と同じ要領で共締めしました。
<-バッテリーまわり 左の白い丸が標準のボディーアース部で前回やった場所
<-左前ストラットタワー部 車両配線とアース線とホーンのマイナス端子を共締め

 

さて、出来上がってみてどうでしょうか? (・・
実際に乗って確認しましたが、前回の施工よりも更に良くなってます。
電気機器の安定感が増して自分でもびっくり。(・v・;

ただ、エンジンのブレはやはり別の問題のようで、ブレのリズムに合わせてシリンダーヘッドからカチカチカチカチと聞こえてくるので車検の際にエンジンを過回転させた可能性があります。
bBのエンジン(2NZ-FE)の構造に詳しくなかったので調べたのですが、カムシャフトからバルブを押すのにチープな鉄板プレス式のロッカーアームを使ってるらしく、これが変形したのではないかと考えています。
オートアジャスターであっても許容を超える変形の場合どうしても隙間が多くなるでしょうし。
その隙間が各シリンダー間のバランスを崩すほど出力に差異が生じていると考えるのが妥当かと。
※この後、前期型ダイレクトプッシュと後期型ローラーロッカーアームの二種類があるのを確認。私のbBの場合は2001年なのと2NZなのでダイレクトでした。ローラーロッカーアームを装備したエンジンはいろいろと違うようです。
症状はアイドリングと2千回転ちょっと下あたりで極端にブレるので確実にエンジンの不均等爆発が原因なんですよね。
プラグとイグニッションコイルは問題がないのを確認済みです。
なのでロッカーアームなら変形しても交換が比較的簡単ですけど、ダイレクトならバルブが曲がっている可能性があるんだよね。。。(・・;
バルブが曲がっているなら圧縮の抜けが発生しているはずで、コンプレッションゲージがあればすぐにわかるんだけど、そんなもの持ってませんし。

シリンダーヘッドを分解チェックしてみたいけどそんな余裕はないので、みんからで見つけた記事からエンジンコンディショナーで様子を見ることにしました。
実は自分の見立てが外れてて、これで直ったら良いなー (・・

あと、前々回の車検前から依頼してある右後ろから聞こえる段差乗り越え時のゴツンという軽い異音。
マフラーの吊り下げゴムが切れた時にボディにあたる音に似てるんですけど、今回じっくりと後ろから覗き込んでマフラーを揺すったりして見たのですが再現できず。
他に何があるんだろうとジーっと眺めていたらおかしな物が。
右後ろショックアブソーバの上の方にシルバーに輝くロッドが見える。(・・;?
変だなと思いながら左側を確認するとロッドは見えない。
そこで思い出す。

カバーが落ちてる。w
<-右後ろ ショックアブソーバ上部

本来は見えているロッドに石跳ねなどで傷が付かないようにカバーされているのですが、そのカバーの上の取り付け部分が千切れて落ちてました。
幸いと言うかショックアブソーバは棒状部品であり、カバーはそれを覆う筒状部品のため脱落はしていなかったのですが、千切れた取り付け部はゴム製で早々千切れるようには思えないのですが。(・・;

本当にこの車はあちこち異常すぎるのでした。(・・

まあ、8万キロを目前にしたこの車も普通に故障や交換部品が出る場所があるのでその前に色々と手を打ってますけどね。
んで、変なにじみを発生させているスロットルボディ下のパッキン交換やスタビライザーのゴムブッシュ交換、出来たらヘッドカバーを開けてタペットの隙間を確認してみたい。
<-左前足回り
タペットの隙間に異常なバラツキがあったらあの業者さんどうしてくれようか?  ・w・)グフフフ

でももしかしたら普通よりもフケが良いモリブデン入れたエンジンでスカーンと高回転まで抜けてしまった可能性も。(・・;
それでもモリブデンが入ってるエンジンオイルを交換するのは辞めて欲しいです。w
次回の車検の時にいつも使ってるモリブデン添加剤を進呈してみようかと画策する私でした。

んではまた。 ・v・)ノシ

 

 

 

 

 


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