屋号から解る通り猫好きです。
陶芸家だった頃から作品に猫のデザインを取り入れてました。
楽器にも猫の意匠を取り入れたいと、鼻笛やカリンバなども作りましたが、遂に弦楽器にも。
これもアーチトップ、しかも厚い板からの削り出しだから出来た造形です。
猫の顔の部分はちゃんと空洞になっていますが、思った通りの形を狙うには、最初の木取りが肝心です。
最初は横向きの顔を考えていたのですが、作っているうちに斜めから(抱えたところを正面から)見て猫の顔が判るようにしました。
途中で変えたので結果少し中途半端な感じになったのは否めません。
さて、見た目が面白くとも楽器として良くなければ意味が有りません。
バリトンウクレレの方はウクレレと言うよりはミニガットギターと言った感じ。
もともとバリトンウクレレ自体微妙な楽器なのでよしとしておきましょう。
テナーギターの方は少し短めの22インチスケールと0フレットの採用でとても弾きやすく、小降りで薄めのボディーと相まって涼しげな音に仕上がりました。
もともとリンバージャック(猫の)のパフォーマンスでの、更なるウケ狙いを目的に作ったので、お披露目が楽しみです。