極貧糖尿生活始まる

極度の貧乏と、戦いながら、糖尿に打ち勝つことを決めた中年男の徒然日記

携帯電話が使えない、、、。

2011-02-18 09:23:39 | 日記
そんな、悲しみの分かる人間が、今現在、日本列島にどれくらい、
いるのだろう。

あまりの貧乏さに、涙を流しながら、それでも、歯をくいしばり、
何くそっつ!と自分を奮い立たせて、

負けないぞっ!と、自分に言い聞かせて、がんばってる人間を

お前自身の問題だろう、ハハハ、”と、せせら笑う輩ばかりが、この日本という国、全体に溢れているような気がする。

実際には、どんなに頑張っても、金の巡りが悪いのは、もちろんのこと、
毎日、支払いに追われて、苦しんでいる人々が沢山いるのに、
この国の行政は、一体どうなってるんだと、首をかしげたくなる。

そして、高齢者の、孤独死がニュースに度々、とりあげられるようになった
昨近、誰もが口をそろえて、言う言葉は、決まっているのだ。

”どうして、もっと、早く言ってくれなかったんですかね、言ってくれれば
なんとかしたのに。”

たら、れば、を言うのなら、最初から、助けろよ!と言ってやりたい。助ける気持ちがない奴に限って、こんな言葉を返してくるから、本当に腹がたつ。

実際、私は、水も電気も、とめられるという窮地に陥ったことがある。
それでも、仕事はしなければいけない。
電車賃もバス賃もないので、片道10キロ以上の距離を徒歩で、仕事場まで、通ったこともある。
そんな時、唯一、私が仕事をするのに頼りにしていた、ライフラインの
ひとつが、携帯電話だった。
電気がない私は、なんとか、携帯電話を充電できないものかと、
まず、市役所にいき、こっそり充電することを考えた。

なんとか、充電できそうな場所をみつけた。

ところが、私が、充電を始めるや否や、職員の一人が、かけよってきた。
”すいませーん、ちょっと困ります。公共のものなので、電気は使わないでもらえますか。”

あきらかに、怪訝そうな顔をして、他の職員もにらんでいる。

仕方なく、ここは、あきらめて、退散することにした。

そして、私は考えた。
公共施設で、充電はできない、、、、。

でも、もしかしたら?あそこなら、もしや、、。
そうだ!図書館へ行ってみよう。

図書館では、思ってた以上にスムーズにいった。
なかなかいいスポットをみつけたのだ。
実際、私は30分ほど、充電をすませ、後、もう少しデ、終わりそうだと、
ほっとしかけていた。

だが、事件はそのとき、起こった。
まだ、20代後半くらいの女性が、ものすごい勢いでかけよってきたのだ。

”すいませーん!ちょっと!ずっと携帯の充電してますよね!
さっきから、監視カメラで、みてたんです
あの、これ泥棒と同じですよ!”
今度は、鬼のような剣幕で、文句を言っている。
夜叉のような顔をして、怒り狂うこの女には、俺の気持ちなど、
わかるはずがない。


そりゃあ、そうかもしれない。
確かに、無断で電気を使う奴が悪いんだ、といえばそれまでだし、
日本の法律では、公共の電気を使うのは窃盗と同じなのだ。

だけど、ひとつだけ、ここで、言わせてもらいたい。
電気も、とめられ、水も止められた人間は、死ねっ!ということなのか。

実際、この国の政治をつかさどる人間は、金のない奴、いや、金を手にいれる能力のないやつをダニ以下か、生物とも、みなしていないのだろう。

だから、平気で、ライフラインと呼ばれるものをとめることが出来るのだ。

アメリカで暮らしたことのある知人は言っていた。
アメリカでは、どんなに貧しい人も、自分の権利を強く主張できる法律が
あるらしい。

たとえば、お金がなくて、電気や水の料金が払えない状況に、陥ったものに対してて、それだけは、奪ってはいけない、国が、その人たちを守るという
法律があるそうだ。

いつから、この国は、こんな風になってしまったのだろう。
格差社会といわれるこの時代、
はっきり言って、戦国時代よりも、厳しく、残酷な人間が溢れる世界に
なってしまったのを感じる。あの、織田信長でさえも、あきれるだろう。

正直、嘆かわしいものを感じずに、いられない。