なぜか、極貧の私には、これでもかああーっつ!といいたくなるくらいに不幸なことが、よくおきる。
忘れもしない、馬券売り場で、おきた信じがたい出来事について
今日は、書こうと思う。
確か、それは、1年くらい前のことだった。
決して、余裕があるわけではないが、時々、私は、自分の運試しに
馬券を買いにいく。
そのときも、ちょっとばかし、手持ちの金を増やそうと、馬券売り場へ
向かった。
とりあえず、1000円分くらい買うかと、財布を開き、ちょっと、
油断をした、その瞬間に、つむじ風が私の前を横切った。
そして、私の財布から、1000円札がひらひらと舞い降りたのだった。
”いかん、いかん、金は、大切にしなければ”なんて、言葉を発するまもなく、事件はおきた。


ハヤブサのように、一人の男が私の前にサササッツーと現れたかと
思うと、その男は、おもむろに、1000円札めがけて 足をつきだした。
んっ?なっ、なんだあ?何がおきたんだあ?
その男の右足は、なんと、さっきまで、私の財布に入っていた
1000円札を瞬間的にとらえてしまったのだ。
一瞬、何が起きたのか分からず、戸惑う私のほうを、
鬼のような形相で、にらみつけ、男は言った。
”これは、俺のだあああっつ!!”
”えっ? なっなんでですかああ?”と答える間もなく、男は、私の1000円札を奪い去り、
去っていってしまったのだ。

ほんの一瞬の出来事に、唖然とする以外なかったのだが。
男のあまりの気迫に、私は、一瞬、”もしかしたら、財布に入っていた
のが、勘違いだったのか??”と首をかしげた。
いや、いや、あれは確かに私の1000円札だったのだ。
それにしても、なぜに、こんなめに会わなければいけないのだろう。
ひどい!ひどすぎるっ!
こんなにも殺伐とした世の中になってしまったんだなあと
しみじみと思った。
それでも、
”血まみれの中年男、1000円札をめぐり大乱闘の真実”
などと、ワイドショーにとりあげられるような惨事が起きなかった
ので、よかったことにしようと思った。
またもや、貧乏神め、私を笑っているな、
でも、負けないからな。
いつか、お前たちを私は笑ってやるからな。


忘れもしない、馬券売り場で、おきた信じがたい出来事について
今日は、書こうと思う。
確か、それは、1年くらい前のことだった。
決して、余裕があるわけではないが、時々、私は、自分の運試しに
馬券を買いにいく。

そのときも、ちょっとばかし、手持ちの金を増やそうと、馬券売り場へ
向かった。
とりあえず、1000円分くらい買うかと、財布を開き、ちょっと、
油断をした、その瞬間に、つむじ風が私の前を横切った。
そして、私の財布から、1000円札がひらひらと舞い降りたのだった。
”いかん、いかん、金は、大切にしなければ”なんて、言葉を発するまもなく、事件はおきた。



ハヤブサのように、一人の男が私の前にサササッツーと現れたかと
思うと、その男は、おもむろに、1000円札めがけて 足をつきだした。
んっ?なっ、なんだあ?何がおきたんだあ?
その男の右足は、なんと、さっきまで、私の財布に入っていた
1000円札を瞬間的にとらえてしまったのだ。
一瞬、何が起きたのか分からず、戸惑う私のほうを、
鬼のような形相で、にらみつけ、男は言った。
”これは、俺のだあああっつ!!”
”えっ? なっなんでですかああ?”と答える間もなく、男は、私の1000円札を奪い去り、
去っていってしまったのだ。


ほんの一瞬の出来事に、唖然とする以外なかったのだが。
男のあまりの気迫に、私は、一瞬、”もしかしたら、財布に入っていた
のが、勘違いだったのか??”と首をかしげた。
いや、いや、あれは確かに私の1000円札だったのだ。
それにしても、なぜに、こんなめに会わなければいけないのだろう。
ひどい!ひどすぎるっ!

こんなにも殺伐とした世の中になってしまったんだなあと
しみじみと思った。
それでも、
”血まみれの中年男、1000円札をめぐり大乱闘の真実”
などと、ワイドショーにとりあげられるような惨事が起きなかった
ので、よかったことにしようと思った。
またもや、貧乏神め、私を笑っているな、
でも、負けないからな。
いつか、お前たちを私は笑ってやるからな。


