ちょっとご無沙汰の日記です。
まずは劇団野の上にご来場頂きありがとうございました。
「満席のお客様で野の上のみんなを迎えたい」という目標は
達成出来ました。ほんとに皆様のおかげです。
そんな野の上滞在記から書こうかな。
台風4号で、高速バスが運休してると18日に連絡があった時は
ほんと、みんな青森から来られるのかと少々不安でしたが、
20日の朝、ももじと三上晴佳ちゃんが無事に大阪に到着。
相方交え、軽くビールで乾杯して、打ち合わせしたり。
その後、劇場に移動し、午後から仕込みが始まりました。
さくさくと進んで、20時にはいったん終了。
せっきんオススメのお好み焼き屋で乾杯。
家に帰ってから、ももじを連れて行きつけの立ち飲み屋へGO。
ちょっと飲み足りなかったんだよね(笑)
次の日、みんなで軽く朝ご飯食べて劇場へ。
あいにくの雨。
台風5号も来てるらしい。
お昼頃、大雨の中、絵本に出てくるような真っ赤なポンチョ姿が近付いてくる。
今回出演の最年少、咲子を先頭に青森組が到着。
早速みんなでお昼ご飯。
心配していた予約も増えて、スケジュール通りに進む。
初日、満席で終了。
観に来て下さったお客様にも準備を手伝ってもらった終演後の交流会も
本当にたくさんの方が残って下さいました。
出演者の一喜ちゃんが前日誕生日だったのでサプライズして
中西理さんのタクシーと、若旦那さんの車ともう一台タクシー呼んで
玉造に帰宅。
りーさん、若旦那、ありがとう。
泥のようにみんな眠る。
明朝、思い思いの時間に起きて、玉造温泉に行く人やら
大阪城に行く人やら、打ち合わせする人やら。
お昼過ぎに劇場へ。
のんびりそれぞれのチェック。
お夕飯食べてもう楽日の幕が開く。
LINX'Sで出会ったブラック★タイツの前田くんが観に来て
終演後、なにやら楽屋口で喋っている。
彼、青森の高校演劇出身で、共通の友人もいるらしい。
「バラシ手伝います!」と張り切っている。
こんなところでも繋がってたんだなとびっくり。
観に来てくれてたステージタイガーの谷屋くん、相方もバラシに参加。
一時間半ほどで終了。そして小屋打ち上げ。
野の上初の大入り袋も出て、何故か途中に相方のパントマイム講座やったり
ほんとに楽しい時間でした。
帰れなくなった、でのと前田くんとみんなと一緒に玉造に帰宅。
明日は朝早くから三重に出発なので、またもみんなで爆睡。
大阪が満席で本当にほっとしました。
S-pace、関川くん、尾崎くん、関わってくれた皆さんありがとう。
明朝、車組のももじと私は7時すぎに出発。
みんなも8時の近鉄で津に向う。
同じような時間に、津あけぼの座に到着しました!
昨年別の公演で津に滞在中、外から見ただけのあけぼの座。
にこやかに出迎えて下さったのは、油田さんと山中さん。
S-paceより少し小ぶりの劇場です。
早速仕込み開始。
来年、野の上がお世話になる三重文化会館の松浦さんも
天むすを持って来て下さいました。
天むすの発祥地は津なんですよ、皆さん。
私も去年知りました。
今回も旅館の手配から何から協力して下さった貴子さまも
熱々の揚げたてコロッケを持って顔出してくれました。
一年ぶりの再会。
その後の買い出しも一緒に行って下さって本当にお世話になりっぱなし。
油田さんも山中さんも松浦さんも常にニコニコしながら
なにもかもやって下さってます。
ひとまず、旅館八百善にご挨拶に。
ここも一年ぶりです。
お母さんもお元気そうで一安心。
あけぼの座周辺には銭湯がないのです。
今回は劇場泊の5人はここのお風呂を借りる事が可能になりました。
4人しか泊まらないのに、3部屋も使わせて頂けるのですよ。
お布団敷き詰めたら、15人は泊まれますね、きっと。
あけぼの座で公演される関西の皆さん、この旅館いいですよ。
近いしね。
出ハケとスペースの関係で仕込みも場当たりも少し手間取ってる様子。
貴子さまに教わった近所のスーパーに消えものとお昼を買いに。
差し入れもあるから軽いものを買おうと思っていたんだけど
大阪からのハードスケジュールで、みんな食欲があまりなく。
器材も調味料も全部置いてきたけど、劇場のカセットコンロと
土鍋を借りて、やっぱり炊き出しする事にしました。
お昼を食べて、一度みんなを旅館にご案内。
三重公演では場当たり重視でゲネプロはしないけれど
諸々変わったので結構時間がかかってます。
今回は久しぶりに制作は私だけと言う状況だったので
油田さんにパソコン借りて、一人作業。
受付も一人だからお客様をお待たせしないように準備が肝心。
そうこうしているうちに、開演一時間前になってる。
さらっと食べられるように鮭のあらで取ったお出汁をご飯にかけて
お昼のコロッケは卵とじに、胡瓜としそをごま油とお塩とゴマで簡単ナムル。
お客様がすでに集まって来ている。
雨じゃなくて本当によかった。
受付開始後も切れ目なくお客様が来て下さって、油田さんが増席して
急に来られたお客様も観て頂ける事になった。
三重も満席。
劇場独自の企画をはじめ、三重文化会館との連携も素晴らしい。
お客様も呼んで頂いて、至れり尽くせり。
三重でも交流会が開かれ、山中さんが客席を見渡し、大体の参加人数を
把握した上で買い出しにまで行って下さった。
なんとありがたい事か。
交流会の途中「秋津ねをさんですよね?」って声をかけられた。
よくよく聞いたら、友人がいま本当に大切にしている方らしい。
「三重にも家を借りた」って聞いた時から、いい人出来たのかなと
思っていたけど、まさにその通りだったとは!
びっくり。
でも素敵な子でほっと一安心でした。
今後も仲良くして欲しいなー。
ご機嫌の貴子さまと、照明のおしんちゃんと、
まだまだ盛り上がっている劇場を後にし、やっぱりもう一杯飲む事にして
コンビニでお酒買って旅館へ。
たくさん話してお開きになって、お布団に寄っかかったまま寝ちゃってた。
明け方、ちょっと寒くなって改めてお布団かぶって眠る。
さて三重二日目。
交流会に参加していた名古屋の菅井くんが泊まっていて
バラシを手伝ってくれるとの事。
「バラシまでいるなら受付も手伝って」と言ったら
快く引き受けてくれました。
元々制作さんだからね♪←モデルと衣裳さんらしい。
おかげで諸々の作業が出来ました。
松浦さんからは今日もまた出来立てほかほかの蜂蜜まんを頂きました。
二日目も満席で、ほっとしました。
終演後、お客様のほとんどが席を立たずアンケートを書いている。
こんな風景、見た事ありません。
ほぼ全員が書いて下さいました。
一枚一枚受け取りながら、お客様のいい顔に
改めて「ありがとうございました」とお伝えしました。
いい作品、いい芝居、いいお客様、いい劇場。
いろんな「いい」が集まった本当にいい公演でした。
バラシが済んで、次の日から仕事の青森、東京組を見送り
荷物の集配を待ちました。
油田さんと山中さんも一緒です。
油田さんが
「前に大阪の演劇人が津に公演に来た時に、名刺交換はしたんだけど
それからなんのアクションも寄越さないんだよね、若い子達が。
ここでやりたい!って言ってくれたら、なんぼでも協力するんだけど。」
と。
自分からアクションを起こすことの大切さを改めて感じた一言でした。
大阪の若い子達!
津あけぼの座に行って下さい。
自分たちの芝居を観せに。

さて来る時とは違い、ふすまとぐちが乗っていない車に
ももじとおしんちゃんと三人で乗り込み一路大阪へ。
相方も交え、四人でお疲れ様会。
お気に入りの泉菜で乾杯。
だいぶ酔っぱらいました。
美酒に酔いしれました。
振り返れば反省すべき事も多々多々ありますが。
ももじ、大阪公演来てくれてありがとう!
野の上のみんな、会えて嬉しかった!
大阪のスタッフ、アトリエS-pace、関川くん本当にお世話になりました。
津あけぼの座の油田さん、山中さん本当にありがとうございました!
三重文化会館松浦さん、来年、野の上よろしくお願い致します!
来て頂いたすべてのお客様、本当にありがとうございました。
あぁ、いい現場だった♪