内閣府の基金による「社会雇用創造事業」の起業家・スキルアップ研修、釜石での第一期がスタートしま した。 登録者は五人ですが、ワークショップスタイルもあるので参加者の多様性をうむために、オープンで3~4人も参加する基礎研修が、5月22日か ら釜石駅近くの鈴子で始まりました。
過去2年間、北海道で実施していたのと同様な「小さな起業、ファミリービジネス」「「私でもできる」お仕事づくりを目指す研修・実習です。 ソーシャルビジネス、ベンチャービジネスなどという大きなものは追いかけません。 私、私と家族でもできるシゴト創出です。
今回は、北海道で実施してきた内容と、目指すところは同じですが、趣がちょっと違います。 津波の大災害を受けた過疎地域、生活の再起をかけて今、目の前で 明日をなんとか創りだそうとしています。地域全体が再生をめざています。今の生活が仮設住宅であり、資金をかけて再開業しなんとか事業を軌道に乗せようと している最中の方、そして多くの安定した仕事がない被災者がいらっしゃる中での研修です。 先進成功事例をケーススタディしても、今この段階で当てはまら ないでしょう。
事業が軌道載ったモデルよりも、今、この地で再起中の起業モデルをケーススタディします。 必要な研修・実習も一緒に考えてゆくというフレキシブルな方針を持って臨みます。一緒に考える姿勢と態度です。
初日は、社会企業・コミュニティビジネスに関わる言葉、基礎事項の整理講義、参加者同士が知り合うアイスブレイク(導入の活動)。5名の登録者にボランティア滞在している若者も交えて、7~8名で講座を進めてゆきます。まずは、順調にスタートでした。
起業には知識、スキルも大切ですが、事業を育てる、困難に解決を見つけてゆくという精神の部分が、実はとても大切です。起業マインドというものでしょうか・・。そういった経営自己啓発的な側面がある研修です。
(高木)
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