被災地支援 -できることをやろう- から -ひとつなぎ- へ   NPO法人ねおす

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青空喫茶の今後

2011年05月19日 | 交流の場創出
栗林にある商店の駐車場で定点・毎日開催していた青空喫茶を閉店し、移動方式に変えています。これにはいくつかの理由がありました。

避難地域は農村地域であり、いつものように農繁期となり農業資材の保管や販売スペースが商店として必要になったこと。お店の売上にも多少の影響が出始めた、ニーズが多様化し本来、青空喫茶に照会があったことが、商店にも持ち込まれるようにもなり混在し始めた。例えば「冷蔵庫を欲しいなど」・・)。つまり、お店に影響が出始めた。

一般家庭に避難している家庭避難者も数多くいるのですが、歩くと遠く、車がないと自由な時間に出てこれない。定点開催では限られた避難者向けとなり、常連化してきた。

一方、定点開催がなくなり、対象としていた避難所の人が「外にでないで寝ている人が多くなったように感じる」との印象もあり、「楽しみがなくなった」と言ってくださる方々もいます。精神保健の観点からも意味があった定点喫茶でした。

今後、栗林地区に仮設住宅が建てられ入居が始まります。ここの暮らしもこれからどのようになるのか・・・。都会との被災地と違って、いろいろなお店が周辺に開店しつつ、人々の行き場所ができるということは考えられません。

再び、定点型の喫茶を開店する必要性も出てくると思います。

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