ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

春夏秋冬

2018年08月04日 | 日記
 前回のブログで夏がおわってしまったと書いてしまったのですが、夏はまだ終わっていません。今日は28度でまあまあ暑いです。34度だったときもあり、大学の図書館でクーラーがあるのはコピー機が置いてあるほんの一角で大勢のキーボードカタカタ虫が涼を求めて集まってきました。私もカタカタ虫になってなんとか400文字書き上げ、気分を持ち上げるためにジムへ行き、夕飯の五島うどんの汁が身体に染み、ポップカラーに爪を塗り、また翌朝のアイスカフェラテでほっと一息つきの繰り返しです。修論を20日で書き上げられるわけもなく、今日もこれから論文を読みアカデミックに長けた友人のアドバイス通り考察を書きだす作業をします。今日はここ何日かの遅れを取り戻すべく600文字目標にしてみます!

夏の終わり

2018年07月14日 | 日記
 一週間、30度の蒸し暑い日が続いた後、気温は27度になりました。もう部屋に置いた扇風機が活躍することもなく、公園の芝生は青々とした緑色から一気に白茶けた茶色に変わりました。
 
 去年、7月の最終日にここに来た私にとって夏はこれからだと新生活の期待と共に毎日夏を待っていたのですが、いつまで経っても半袖を着る機会が来なさそうな涼しい気候の中もう夏はこないのだと悟りました。

 ヨーロッパ人はこれをまだ夏と呼ぶのかもしれませんが、蒸し暑いアジアの国で育った私には夏の終わりだとは感じられてもどうしても夏だとは感じられません。

祭りのあと。

2018年07月14日 | 日記
 Englandとクロアチアの試合の日、夜七時前から目に見えて図書館がすきだし人が減って行きました。ロンドンの街中が盛り上がっている中、ひとりでカタカタキーボードを打つことを躊躇し、急遽PUBへ向かいました。店内はどこもかしこも人で溢れビールが頼めないぐらいの人だかりです。

 一軒目のPUBを諦め、二軒目に向かう途中、フラットメイトのオーストラリア人のアリスに遭遇しました。どこに行くの?と尋ねられPUBへ行くと答えたら、みるみる彼女の面長の美しい顔が歪み、みんな浮かれちゃってっというようなどうしようもない表情が見て取れたのが可笑しかったです。

 Englandが負けた後、道端にはEnglandのユニフォームを来た若者がうな垂れ、道の行き止まりでは喧嘩が始まりました。

 最近、永住権を取ったヨハンは“Englandが負けるなんて”と何度も何度も繰り返し、その永住権を取った途端にEngland贔屓になったヨハンの現金な態度にびっくりし、前はイギリスに対して別に愛着はない、好きではない、どうでもいい、と言っていた彼だったのに、人ってこんなにも変わるものかと驚きました。

修論2日目

2018年07月11日 | 日記
 LinguisticsのDissertationは全部で10,000 words以下が既定です。
指導教官は8,000で十分だと言ったので、一日400 wordsを目標に書き進め、さらに休みを取らない(勢いの)算段だと20日で終わることになります。
その他、ネイティブの友達に見直しを頼む期間、及びReferencesなる文献リストを整えるのに2日費やすと計画すると30日あれば無事に終えられだろうという計算です。もちろんお休みも必要です:)

 早速、1日目は360wordsでした。
400に達さないと、you would be in trouble or someone kill youと自分で自分を脅迫し集中力総動員で進めましたが、図書館の閉館時間が来てあと40 words力及ばずでした。

 2日目の今日は昨日終われなかった40 wordsを足し全部で440書く目標だったのですが、今日も力及ばず340で終わりました。昨日の360を足し、全部で700ちょうどでした。これで明日分が100繰り上げとなり500書かなくてはならないことになりました。がんばります!

修士論文

2018年07月09日 | 日記
修士論文のことを英語でDissertationと言います。
もうそろそろ本格的に書き出さないとこれ以上先延ばしにできないと思い始めました。
それに本格的に手を付けないのは憂鬱の根源なので、始めだしたらこれも去ってくれると思うのです。

まずは今日の予定から。

頼まれていた翻訳の最後の仕上げをする(1時間)



休憩



論文に目を通す(30分)



図書館へ向かう or 大英図書館



修論 400字書く(4時間)

合間にプール

目標:1か月で終わらせる(勢い)

全部で8000字なので一日400字書き、20日で終わらせることを目標とする
けれどたぶん終わらないので限りなくそれに近いペースで書き進め余裕を思って見直し、校正、提出をする


Yohan と私の会話

2018年07月09日 | 日記
私:ジャン!!私の秘密兵器はこれ!

Yohan: Futoruyo

私:もう太ってもどうでもいい。修論書き上げる!

ダンスの効用

2018年06月28日 | 日記
 Lindy Hopのダンス教室へ行ってきました。Beginnerコースです。ずいぶん前に友達に勧められ、それからようやく重い腰を上げ当時住んでいたサンクトペテルブルクのダンス教室の扉を叩きました。すごく楽しく、ステップを踏むたびに脳内でハッピーホルモンのセロトニンが創出されたくさんの友達ができることもわかりました。それを知っていながら、ロンドンに来てもうすぐ一年にもなろうかというつい先日ようやくダンス教室を探し当て訪れました。やはり楽しく、くるくる変わるパートナーとステップを踏むたびに失敗しても成功しても笑顔になれるこのダンスの効用は素晴らしいと思いました。

料理の効用

2018年06月25日 | 日記
 煮物が食べたい、という思いつきが頭を巡ってついでにから揚げも作ることにしました。ゆっくり時間を置いて煮物を煮、味が浸透していく様を見届ける時間と、あのから揚げを揚げるジュワッと油が沸き立つ一瞬の高揚の瞬間のどちらもリラックス効果があるような気がします。笑

怠惰な日々。

2018年06月25日 | 日記
この一週間はゆっくり休めました。例によって友人はさっさとアムステルダム10日間の旅を決行し、その楽しんでいる旅の模様が度々FACEBOOKに上がっているのとは反対に、私は寮の周りをウロウロ、芝生で寝たり本を読んだり、仕舞いには部屋を出るのも億劫になり外は晴れてお天気だったのにもかかわらず、ぐったり寝転んで映画を観たりしていました。映画を観終わらないうちからいつの間にか寝入ってしまい起きたらヨーロッパの初夏の夜もようやく暗くなっていてお腹がすいたと思うのですが、なかなかスーパーに行く決心もつかないようなそんな怠惰な日々でした。

こんな怠惰になる前は、どうにかLinguistics Spiritのようなものがまだ残っていて論文を読まなければならない、とか章立てをいつまでに終わらせなきゃいけない、とか頼まれている翻訳もしなくてはいけない、というIdeasも頭にあったりしたのですが、ある日いつのものように学校へ行き図書館の机に座りとりあえず何かをこなそうと思うのですがものすごくぼーっとしてしまい、すべてがふいに自分から遠のくような感覚におそわれました。急に何も手につかなくなり、カフェに行っても何にも集中できない苛立ちのようなものすら湧いてきました。ひと段落したからやはり休暇に行こうかなどと考えるのですが、それすらいったいどこへ行けばいいのか、行った先で何をすればいいのか、自分が美術館などを巡る図を思い浮かべたらそれ自体とてもできる気力がないような気がし、けれど何かRelaxしなくてはいけない変な焦りのようなものを感じ、とりえず次の日はロンドンのZone3にあるZone1から一時間で行けるChiswick House and Gardensを訪問してきました。Chiswick邸を見学し、Chiswick一家の歴史を知り、庭園を一通り散策し、結局はその池の見える庭で昼寝をしました。

疲れて帰り着きその夜からもう無駄にいろいろactivateしてなくていいんだと思い直し次の日から部屋にこもる日々が何日か続きました。食事を作るのも面倒で決死の思いで出向いたスーパーで買ってきたスコーンにたっぷりクリームを塗りそれを夕飯代わりに食べていました。暗い部屋で映画を観ながらスコーンをウィスキーで流し込む一人の時間に幸せすら感じ次の日も寝たいだけ寝ようと決めました。

試験

2018年06月10日 | 日記
 5月の全人生を試験のために費やしました。寝ても覚めても試験のことばかりが頭を回っていていつも頭が緊張状態でした。
私は全部で3つ試験がありそれでも言語学の中では多い方で、他の学部は6つあったりしてどうやってManageしたのか聞いただけで涙目になりました。
 一つ試験が終わったらぐったり疲れ三日間、寝たきり状態となりその後、体力気力を取り戻して次の試験の準備に取り掛かるという感じです。過去3,4年分の問題はダウンロードできるようになっているのですが、その過去問を見てまず質問の意味がわからないというところから始まり、その質問文の中に入っている論理を一から紐解いていくという状態からスタートします。とりあえず、インプットしないとアウトプットできないということで、一つの論理を頭に叩き込むのにクラスメートに教えられた文献を3,4時間かけて読み、また次の論理を頭に入れていくということの繰り返しでした。部屋にこもって1日16時間勉強しました。狂ってしまうかと思いました。もう誰にも私の口からは大学院行きを薦められないと本気で思いました。笑

アイスクリーム

2018年04月30日 | 日記
 修士課程の全工程の三分の二も終わったのにもかかわらず、今でももうギブアップしてしまいたい誘惑に駆られることがあります。そんな波が襲ってくる時は憂鬱で暗くて自分がアイスクリームのように溶けてなくなってしまいそうなそんな心元ない気持ちになります。

写真はLibertyのお菓子売り場♡

お天気蟻

2018年04月20日 | 日記
 ここ数日、一気に春を通り越し夏みたいな天気が到来です。緑多いロンドンの街が青々と色付き、人々が一斉にアリの巣から出てきた働き蟻如く、リラックス蟻、レストラン蟻になって公園に寝転がっていたりカフェのテラスで白ワインを飲んでいたりします。図書館からの帰り道、幸せそうにくつろぐ彼らをみて、あーヨーロッパの夏だなあと思います。

ある学生同士の会話。

2018年04月19日 | 日記
A: ohhh I was disappointed of me a lot!

B: Don't worry not for only today

A: haha everyday!!


写真はロンドン塔のカラス。
Photo by Nakko sann

春と夏の間の日。

2018年04月19日 | 日記
 ロンドンに住んでいる友人に、ハリーとメーガンの結婚式を見に行きたい、と言ったら、えーあんな混んでいるところ行くの?!と言われてしましました。
 今日は昼頃から大学へ行き、今日こそは言語政策のエッセイに手をつけ始めようと心に決めそして書き始めました。全部で3500words書かなければならならず書き始めの頃はwords数ばかり気かかり、やっと400行ったとか700行ったとかそんなことばかりに目が行きます。そのうちにそろそろプールへ行く時間だと席を立ち、一旦ぜんぶ広げた論文やパソコンやメモ書きや付箋を仕舞い込み、Linguistics の部屋へパソコンと共に引き上げ、それから歩いて1分の大学のプールへ向かいます。
 泳ぎ終われば再び図書館でパソコンとにらめっこの作業です。私は密かに図書館でカチャカチャカチャカチャ一心不乱にパソコンに向かう学生たちをキーボードロボットと揶揄しています。

Photo by Nakko sann

トルコ料理

2018年04月10日 | 日記
 海辺から少し上った丘の上にそのトルコ料理屋はあり、イスラムの国の料理屋なのにビールがおいてあったのが嬉しかったです。さっそくトルコビールを一杯頼むとピリ辛のオリーブと平べったいパンが出て来ました。パンをつけて食べる用のヨーグルトベースの白いソースも来ました。Kebabはだいたいチキンとラムで選べるのですが、せっかくなのでラムのKebabを注文すると大量のサラダもついてきました。サラダはキュウリを細かく刻みトマト、玉ねぎ、紫キャベツが独特のドレッシングとピリッとした胡椒で和えられています。kebabのラム肉も十分な量でガーリックソースをかけて食べます。

 とても満足した気持ちになり青空の下テラス席にいたら、地元の買い物袋を下げた女性から通りすがりに、おいしい?と聞かれたので、とてもおいしいと答えると、高くない?と聞かれたので、ビールを抜かして12ポンド(1800円)と言ったら、今度来てみる!Have a nice day!と言い通り過ぎて行きました。

 食後にはトルココーヒーを注文しました。トルココーヒーはアメリカンコーヒーよりもだいぶ小ぶりでドロドロしています。砂糖を入れる場合は初めからその中に組み込まれています。コーヒーと共に小さな焼き菓子のようなデザートも出てきて質と量と共に大満足の食事でした。しばらく休んだ後、再び海を見に行こうと思いました。