今日は、記念すべき第一回目の授業です。
まずは自己紹介から。にこやかに「こんにちは」というとたいてい「こんにちは」という生徒の声が返ってきます。次に「私の名前は…」とここまで言い、黙ってホワイトボードに書き込みます。「読めますか?」と苗字を指さし尋ねると生徒の間から口々に小さい声が上がってきました。「そうです。そうです。みなさん、知っていますね。すごいですねぇ。」と言って次に「これは?」と言って名前を指さします。さすがに「紗綾」を読める生徒はいなく、紗綾織りという着物の一種であることを説明します。みんな興味深げに聞いてくれました。音だけを表すロシア文字やアルファベットに比べ、その意味までを表す表象文字は、新鮮で興味深いものなのではないでしょうか。私も記号みたいなロシア文字に惹かれているわけですから、きっとロシアの生徒は私以上に日本の文字に興味を惹かれているのではないでしょうか。私自身、日本語は3種類も文字のある、世界にまたとないユニークで美しい文字として、とって誇りに思っているのです。
午前中に即席で作った日本紹介のパワーポイントを教室に持ち込みます。金閣寺の写真を1ページ目に持ってきて、隣に『日本』という文字を入れておきます。これはこうやってつかいます。「みなさん、これは何ですか?」「金閣寺」と答えられる生徒もいれば「京都の…」という生徒もいます。すかさず「そうです。これは京都の金閣寺です。とってもきれいです」と言えます。続いて『日本』という文字を指して、「これは読めますか?」と聞きます。これはみんな知っています。たいてい元気のいい「日本」という答えが返ってきます。すかさず私は言います。「そうです。そうです。日本です。みなさん、すごいですねぇ」。2ページ目には『私は日本から来ました』という文字だけを入れておき、これを読ませます。そのあと「みなさんは、どこから来ましたか?」と聞き、「私はロシアからきました」と答えさせます。続いて『私は日本が大好きです。みなさんは日本が好きですか?』という課題に移ります。当然「私は日本が好きです」という答えが返ってきたらそのまま「大好きです」を導入します。『大』という文字をさして「みなさん、これは何ですか?」と答えさせ「そうです。これは大きいです。好きが大きいです。だからとっても好きという意味です。『私は日本が大好きです』となります」。
私が教える学生はこの学校へ通う小学生から、仕事帰りに通う大人まで様々です。レベルもまちまちで小学生の経験者もいれば初心者もいます。けれど初心者も9月から授業をしてきたということで、ひらがな、カタカナ、簡単な自己紹介はできるようです。
初めは、それぞれのクラスのレベルもわからないため、とにかく日本案内ということで日本にトリップしたような新宿のビデオを見せたり、私が埼玉の伊勢屋清龍酒造へ見学へ行った時の三味線の中でお酒を飲んでいる宴会のビデオを見せたりしました。プレゼンを行う中で、生徒の反応の言葉を聞き語彙力を確かめ、実際にテキストはどこまで終わったのか聞き、授業の進め具合を判断していきます。救いは、どの生徒も日本が好きで日本語を選択授業としてとっていることでやる気はあることです。
どのクラスでも生徒の自己紹介を兼ねて、「どうして日本語ができるようになりたですか」という質問をしてみたのですが、たいがいみんな、アニメやマンガ、あるいはJ-POPなんかが多かったです。たまに墨絵や芸者という旧い文化のことを言ってくれる生徒もありましたが、ロシアのみなさんはとにかく日本のアイドルなんかもよーく知っていて、『嵐』や『カトゥーン』なんかも人気です。『亀梨や松潤、二宮、赤西』も大人気で『錦戸亮』なども知っていらっしゃいます。山ピーこと山下智久なんかも出たのですが、私は全然知りませんでした。日本の皆さん、知ってます!?!?
「先生は嵐のことをどう思いますか?」と生徒に聞かれ「嵐は背が小さいと思います」と言ってしまいました。(^^;)
まずは自己紹介から。にこやかに「こんにちは」というとたいてい「こんにちは」という生徒の声が返ってきます。次に「私の名前は…」とここまで言い、黙ってホワイトボードに書き込みます。「読めますか?」と苗字を指さし尋ねると生徒の間から口々に小さい声が上がってきました。「そうです。そうです。みなさん、知っていますね。すごいですねぇ。」と言って次に「これは?」と言って名前を指さします。さすがに「紗綾」を読める生徒はいなく、紗綾織りという着物の一種であることを説明します。みんな興味深げに聞いてくれました。音だけを表すロシア文字やアルファベットに比べ、その意味までを表す表象文字は、新鮮で興味深いものなのではないでしょうか。私も記号みたいなロシア文字に惹かれているわけですから、きっとロシアの生徒は私以上に日本の文字に興味を惹かれているのではないでしょうか。私自身、日本語は3種類も文字のある、世界にまたとないユニークで美しい文字として、とって誇りに思っているのです。
午前中に即席で作った日本紹介のパワーポイントを教室に持ち込みます。金閣寺の写真を1ページ目に持ってきて、隣に『日本』という文字を入れておきます。これはこうやってつかいます。「みなさん、これは何ですか?」「金閣寺」と答えられる生徒もいれば「京都の…」という生徒もいます。すかさず「そうです。これは京都の金閣寺です。とってもきれいです」と言えます。続いて『日本』という文字を指して、「これは読めますか?」と聞きます。これはみんな知っています。たいてい元気のいい「日本」という答えが返ってきます。すかさず私は言います。「そうです。そうです。日本です。みなさん、すごいですねぇ」。2ページ目には『私は日本から来ました』という文字だけを入れておき、これを読ませます。そのあと「みなさんは、どこから来ましたか?」と聞き、「私はロシアからきました」と答えさせます。続いて『私は日本が大好きです。みなさんは日本が好きですか?』という課題に移ります。当然「私は日本が好きです」という答えが返ってきたらそのまま「大好きです」を導入します。『大』という文字をさして「みなさん、これは何ですか?」と答えさせ「そうです。これは大きいです。好きが大きいです。だからとっても好きという意味です。『私は日本が大好きです』となります」。
私が教える学生はこの学校へ通う小学生から、仕事帰りに通う大人まで様々です。レベルもまちまちで小学生の経験者もいれば初心者もいます。けれど初心者も9月から授業をしてきたということで、ひらがな、カタカナ、簡単な自己紹介はできるようです。
初めは、それぞれのクラスのレベルもわからないため、とにかく日本案内ということで日本にトリップしたような新宿のビデオを見せたり、私が埼玉の伊勢屋清龍酒造へ見学へ行った時の三味線の中でお酒を飲んでいる宴会のビデオを見せたりしました。プレゼンを行う中で、生徒の反応の言葉を聞き語彙力を確かめ、実際にテキストはどこまで終わったのか聞き、授業の進め具合を判断していきます。救いは、どの生徒も日本が好きで日本語を選択授業としてとっていることでやる気はあることです。
どのクラスでも生徒の自己紹介を兼ねて、「どうして日本語ができるようになりたですか」という質問をしてみたのですが、たいがいみんな、アニメやマンガ、あるいはJ-POPなんかが多かったです。たまに墨絵や芸者という旧い文化のことを言ってくれる生徒もありましたが、ロシアのみなさんはとにかく日本のアイドルなんかもよーく知っていて、『嵐』や『カトゥーン』なんかも人気です。『亀梨や松潤、二宮、赤西』も大人気で『錦戸亮』なども知っていらっしゃいます。山ピーこと山下智久なんかも出たのですが、私は全然知りませんでした。日本の皆さん、知ってます!?!?
「先生は嵐のことをどう思いますか?」と生徒に聞かれ「嵐は背が小さいと思います」と言ってしまいました。(^^;)