ロシア日記

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日常

2018年03月28日 | 日記
 もう少し自分に余裕があったら、大学機関及びその内部の模様を俯瞰し見て観察し自分の中で噛み砕きジョークにできたら面白いかなと思うのですがなかなかその境地まで到達できていないのが現状です。けれど一つ言えることは、大学機関も組織同様そのその中身は何ら変わらないということです。アカデミックの世界だからと言って学問だけしていればいい聖地というわけはなく、そこには教授がいて生徒がおり上下関係があり上司と部下の関係があります。

 少し前まで大学ではストライキが行われピケが張られていました。驚いたことにその人間の盾ともいうべきピケを張っているのはほとんどの場合、教授の年金減額問題に対するストライキに対し生徒たちでした。博士課程の学生の中には大学に長く在籍している分、そして教授の手前ストライキに参加しなくてはいけないというような声も聞こえました。参加するということは教授を支持していることになり参加しないというのはその逆をも意味します。本来、自分の学問追求のために大学機関に在籍している学生に対し主張を強いることはパワハラであり、さらにその後の査定に響くのは全くのアンフェアなのですが現実問題として起こっていたことです。政治の世界なる「政治と金」よろしくアカデミックの世界も「政治と研究」のバランスが必要です。

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