週明けの月曜が休みなので、昨日薬を貰いに病院へ行った。
いつものように診察まで異常に時間がかかり、ネットカフェだけじゃ埋められないほどだったので、意味もなく病院の周辺を歩いた。結局、その日は行き帰りを含めて13km近く歩いてしまった。
診察で「最近、うつ傾向ではあるのだが、比較的安定している」「ただいまだ過眠がとまらない」というような話をした。
神田橋先生の春夏秋冬と台風の話を担当医にすると、「それは確かに慢性のひどい人の場合はそうだけれど、あんたは薬でちゃんと維持できるよ」といいつつ、捜し物を始めた。
それで出してきたのが下の図である。
双極性障害や統合失調症は定期的に台風、この図では落とし穴がやってくる。あるいは落とし穴を持っている。
落とし穴のまんまだと、その中にズボっとはまってしまって、グルグルしてしまう。これが病気の悪い状態だという。
んで、幸いにも穴を埋める薬が開発されていて「それでいま維持できている」のが図下の落とし穴部分に薬が埋められた状態である。だから多少の波はあっても、落とし穴にはまってグルグルすることは「そんなにない」というのがうちの主治医の説明であった。
「何回も落とし穴は訪れるけれど、薬でちゃんと埋めてあるから、あんたは波はあってもそこを通り抜けられる。そうした日常を少しずつ積み重ねていくことが大切なんだ。あんたがそうした日常を重ねていくのを医療者の自分も家族も社会資源もみんなで支えていくというのが理想だ。」
まるで臨床心理学科にいたときのエンパワーメントの授業の様なのだが、口は悪いがボクの主治医はまともな医者だと思った。
結局、日常を、少しずつ重ねていくしかないのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます