雨に濡れた石段を一歩一歩登りはじめた。入口は田舎のちょっとした施設の入口風で、これが世界に名を知られ多くの人の憧れの地の出発口かナという印象だった。
目の前にはチラッと遺跡が見える、しかし順路は遺跡に背を向けて石段に向かう。石段は短い距離をジグザグに折れ曲がりながら登る。足元は良くないが悪くも無い、大きな石が敷かれているが「石のインカ」を連想するような繊細緻密ではない。
この道はマチュピチュでは重要な位置を占める場所に続かないからこうなったのだろう。あるいは他の理由かな。
暫らく登っていくと展望台に着く。マチュピチュ遺跡は大きく言えば一方通行で見学するようなルート設定がなされている。展望台へ寄らずに遺跡に直接入ることもできそうだがそうはしない。まず全体を見てから個々の見るべき箇所に行くのがベストとの親切心なのか。通路が狭いので一方通行にして混雑回避する策にしているのか。足が不自由な人がツアーメンバーの中にもおられた、ゆっくり登っていた、マチュピチュにどのような想いがあったのだろうか。
展望台からは付近の山々を含めて一望に見渡せ、1万人もの人々が住んでいた頃、発見当時のことをガイドの説明を聞きながら暫し夢想にふけった。ワイナピチュは見えたと思ったらがガスったりで、インカのことを想うにはいい雰囲気である。天候が思わしくないのを前向きに捉えてささやかな意地をみせた。
王の居住した建物天文を観測した所も時折り見えないほどガスる、そのうち雨が降りだしたので雨具を身に付ける。
後ろの山にはインカ道があり、太陽門までのトレッキングはストの煽りで中止となった。このトレッキングについては私はカン違いしていて、太陽門はワイナピチュにあると思っていた。それで今回ワイナピチュに登れると書いたのだ。しかしストの影響を受けてマチュピチュでの日程が短縮されたのでトレッキングは取りやめになった。二度と無いチャンスだったのに惜しい事をした、ザンネンだ。
展望台から雨の中をインティワタナ、主神殿、王の居室などを廻った。雨の中でも大勢の観光客がいる、天候に関係なく日程をこなさねばならないのがツアーなのだ。
クライネ・マタッターホルンでは天候が悪くなったので、翌日また出直すことができた個人旅行とは違う。
フリータイムになったので、コンドル神殿から居住区の辺りを散策した、せめてワイナピチュ入口まででも、行きたかったがそれも叶わなかった。ワイナピチュに魅かれていたのに・・・
下山するときグッドバイボーイはいなかった。天気のせいかもう無くなったのかは知らない。ジグザグ道を直線で下る道を見つけようと探したが分からなかった。
帰りの汽車から遠くに白く輝く山が夕日に照らされる様は綺麗だった。
目の前にはチラッと遺跡が見える、しかし順路は遺跡に背を向けて石段に向かう。石段は短い距離をジグザグに折れ曲がりながら登る。足元は良くないが悪くも無い、大きな石が敷かれているが「石のインカ」を連想するような繊細緻密ではない。
この道はマチュピチュでは重要な位置を占める場所に続かないからこうなったのだろう。あるいは他の理由かな。
暫らく登っていくと展望台に着く。マチュピチュ遺跡は大きく言えば一方通行で見学するようなルート設定がなされている。展望台へ寄らずに遺跡に直接入ることもできそうだがそうはしない。まず全体を見てから個々の見るべき箇所に行くのがベストとの親切心なのか。通路が狭いので一方通行にして混雑回避する策にしているのか。足が不自由な人がツアーメンバーの中にもおられた、ゆっくり登っていた、マチュピチュにどのような想いがあったのだろうか。
展望台からは付近の山々を含めて一望に見渡せ、1万人もの人々が住んでいた頃、発見当時のことをガイドの説明を聞きながら暫し夢想にふけった。ワイナピチュは見えたと思ったらがガスったりで、インカのことを想うにはいい雰囲気である。天候が思わしくないのを前向きに捉えてささやかな意地をみせた。
王の居住した建物天文を観測した所も時折り見えないほどガスる、そのうち雨が降りだしたので雨具を身に付ける。
後ろの山にはインカ道があり、太陽門までのトレッキングはストの煽りで中止となった。このトレッキングについては私はカン違いしていて、太陽門はワイナピチュにあると思っていた。それで今回ワイナピチュに登れると書いたのだ。しかしストの影響を受けてマチュピチュでの日程が短縮されたのでトレッキングは取りやめになった。二度と無いチャンスだったのに惜しい事をした、ザンネンだ。
展望台から雨の中をインティワタナ、主神殿、王の居室などを廻った。雨の中でも大勢の観光客がいる、天候に関係なく日程をこなさねばならないのがツアーなのだ。
クライネ・マタッターホルンでは天候が悪くなったので、翌日また出直すことができた個人旅行とは違う。
フリータイムになったので、コンドル神殿から居住区の辺りを散策した、せめてワイナピチュ入口まででも、行きたかったがそれも叶わなかった。ワイナピチュに魅かれていたのに・・・
下山するときグッドバイボーイはいなかった。天気のせいかもう無くなったのかは知らない。ジグザグ道を直線で下る道を見つけようと探したが分からなかった。
帰りの汽車から遠くに白く輝く山が夕日に照らされる様は綺麗だった。