
No.231 2006/10/31作成
10月27日に土星探査機カッシーニが土星の小衛星ダフニスを撮影しました。
ダフニスは直径約7kmの微小衛星で、Aリングの外縁近くにあるキーラーの隙間を通って回っています。
この画像は、ダフニス付近のキーラーの隙間を半径方向に(縦に)拡大したものです。
縦に細長くのびた明るい線がダフニスを表しており、画像の下側がリングの内側、上側がリングの外側です。
ダフニスやリングは右に向かって動いています。
キーラーの隙間の内縁と外縁にできた波状の構造は、ダフニスが作り出すものです。
キーラーの隙間を回るダフニスが周期的にリング粒子を引き寄せ、このような波ができあがります。
ところで、土星に近い程、つまり内側程土星との間にはたらく重力が強いので、リング粒子や衛星は内側程速く回っています。
そのため、キーラーの隙間の内縁のリング粒子はより速く回っており、できた波はダフニスよりも前方へ進んでいき、その後ろに新たな波が作り出されます。
逆に外縁では、波はダフニスの後方へと取り残され、その前方に新たな波が作り出されます。
元の画像:NASA/JPL提供
10月27日に土星探査機カッシーニが土星の小衛星ダフニスを撮影しました。
ダフニスは直径約7kmの微小衛星で、Aリングの外縁近くにあるキーラーの隙間を通って回っています。
この画像は、ダフニス付近のキーラーの隙間を半径方向に(縦に)拡大したものです。
縦に細長くのびた明るい線がダフニスを表しており、画像の下側がリングの内側、上側がリングの外側です。
ダフニスやリングは右に向かって動いています。
キーラーの隙間の内縁と外縁にできた波状の構造は、ダフニスが作り出すものです。
キーラーの隙間を回るダフニスが周期的にリング粒子を引き寄せ、このような波ができあがります。
ところで、土星に近い程、つまり内側程土星との間にはたらく重力が強いので、リング粒子や衛星は内側程速く回っています。
そのため、キーラーの隙間の内縁のリング粒子はより速く回っており、できた波はダフニスよりも前方へ進んでいき、その後ろに新たな波が作り出されます。
逆に外縁では、波はダフニスの後方へと取り残され、その前方に新たな波が作り出されます。
元の画像:NASA/JPL提供
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