No.574 2011/02/11作成
The Journey to the 2nd Earths - 6 Rocky Planetary Candidates in Habitable Zone
ケプラー宇宙望遠鏡を使った観測で、多数の太陽系外惑星候補が発見されています。
生命が生存するのに適した温度環境とされるハビタブルゾーンにある可能性がある惑星候補も含まれています。
さらにそのうち、地球サイズの惑星候補は1つ、地球の大きさの2倍以下のスーパーアースと呼ばれる惑星候補は5つです。
公開されたデータと、自作の(惑星の地表の)イラストを用いて、これら6つの惑星系の想像図をCelestiaを使って描いてみました。
動画は既にYouTube上に投稿済みです。
http://www.youtube.com/watch?v=e7g_opdLY8c
これらケプラーが発見した惑星候補は、惑星が恒星の手前を通過したときに、恒星の光が遮られてわずかに暗くなる現象を観測し、そのデータの分析から発見されました。
母天体からの距離や母天体の明るさから、惑星の有効温度が推定されています。
実際の平均温度は、大気による温室効果等が加わるので、これより高いと考えられます。
温度や気圧等の条件が整えば、液体の水から成る海が存在する可能性があり、生命が誕生する可能性が高くなります。
ケプラー宇宙望遠鏡による発見で、「第2の地球」の発見がいよいよ現実のものとなりつつあります。
尚、基にしたデータには不確定要素も多く含まれていることに注意して下さい。
The Journey to the 2nd Earths - 6 Rocky Planetary Candidates in Habitable Zone
ケプラー宇宙望遠鏡を使った観測で、多数の太陽系外惑星候補が発見されています。
生命が生存するのに適した温度環境とされるハビタブルゾーンにある可能性がある惑星候補も含まれています。
さらにそのうち、地球サイズの惑星候補は1つ、地球の大きさの2倍以下のスーパーアースと呼ばれる惑星候補は5つです。
公開されたデータと、自作の(惑星の地表の)イラストを用いて、これら6つの惑星系の想像図をCelestiaを使って描いてみました。
動画は既にYouTube上に投稿済みです。
http://www.youtube.com/watch?v=e7g_opdLY8c
これらケプラーが発見した惑星候補は、惑星が恒星の手前を通過したときに、恒星の光が遮られてわずかに暗くなる現象を観測し、そのデータの分析から発見されました。
母天体からの距離や母天体の明るさから、惑星の有効温度が推定されています。
実際の平均温度は、大気による温室効果等が加わるので、これより高いと考えられます。
温度や気圧等の条件が整えば、液体の水から成る海が存在する可能性があり、生命が誕生する可能性が高くなります。
ケプラー宇宙望遠鏡による発見で、「第2の地球」の発見がいよいよ現実のものとなりつつあります。
尚、基にしたデータには不確定要素も多く含まれていることに注意して下さい。
カッシーニとは関係ないですが一部の人たちの間で話題になるシリウス・琴座のヴェガ・おうし座プレアデス星団には「惑星系」ってあるのでしょうか?。
ヴェガには木星タイプの惑星があるみたいですが。
NASAが公表してる準惑星「冥王星」と、アステロイド「セレス」の画像がピンボケなのはどうしてなの?
他の太陽系内の天体はみんな鮮明画像なのに。
冥王星とセレスは、鮮明な画像がほしいです。
セレスと冥王星にはまだ探査機が接近したことがないからです。
セレスはDawnが2015年に、冥王星にも同じ年にNew Horizonsが接近する予定です。
4年後までには鮮明な画像が得られますので我慢して待ちましょう。
ちなみに、セレスも準惑星です。
また、プレアデス星団はまだ若い星ばかりなので惑星系がある可能性は低いと思われます。
最近更新しておらず、レスも遅くなってしまい申し訳ありません。
せっかくお気に入り登録していただいたということなので、また時間を見つけて更新していこうかと思います。
尚、twitterの方でブログの更新情報も自動配信される設定になっているので、そちらを見て頂けると更新に気づきやすいかと思います。
既にななしさんが解説されている通り、セレスや冥王星は現在探査機が向かっている最中ですので、その時に詳細な画像が送られてくるはずです。
セレスのような球形の大型小惑星や、冥王星等のエッジワース・カイパー・ベルト天体は、これまで探査機が訪れたことのないタイプの天体なので、非常に楽しみです!
太陽系外惑星について
【シリウス】
現在のところ惑星は発見されていません。
シリウスは太陽系に非常に近い場所にある恒星の一つなので詳しく観測されていますが、古くから伴星が存在することが知られています。
シリウスBと呼ばれる伴星は、惑星ではなく、昔恒星だったものの残骸です(白色矮星というタイプの天体です)。
【ヴェガ】
現在のところ惑星は発見されていません。
ただし、現在も微惑星(惑星のもと)どうしの衝突が起こっているようで、塵からなる円盤を持っています。
ヴェガは誕生してから3億5千万年しかたっていない若い恒星です(太陽は46億年)。
太陽系の惑星もこうした円盤(原始惑星系円盤)の中で成長したものです。
ですので、小さな惑星が既に誕生していても何ら不思議ではありません。
昔、姉妹サイトで私が書いた記事があるのでご覧ください→ベガで惑星が成長中http://www.geocities.jp/new_petty75/news102.htm
【プレアデス星団】
現在のところ惑星は発見されていません。
ただし、惑星の発見が期待されるとして探索中です。
同じおうし座にあるお隣のヒアデス星団では、おうし座ε星に惑星が発見されています。
また、生まれたばかりの恒星が集まるオリオン大星雲では、原始惑星系円盤が数多く発見されており、既に惑星やそのもとが形成されていると思われます。
プレアデス星団で惑星が形成されていてもおかしくないと思います。
ちなみにそれぞれの星団の年齢は、オリオン大星雲が1万年、プレアデス星団が1億年、ヒアデス星団が6億年です。
ただし、これらの星団の星は、太陽よりもずっと重くて明るく短命な星ばかりなので、太陽系の惑星と同じようにできたのか、同じような姿をしているのかは分かりません。