No.578 2012/10/09作成
Methone Dark & Bright
少し古い画像ですが、NASAの土星探査機カッシーニが2012年5月20日に撮影した画像を元にしています。
メトネの高解像度画像が撮影されたのは今回が初めてです。
上側の画像は中でも最も解像度の高い画像です。
メトネの表面はこれまで観測された土星の衛星の中で最も滑らかであり、表面には明らかな凹凸は一切認められません。
楕円形の形状は衛星の重力圏の形状を反映したものと思われます。
径の細かい粒子が集まった表面は、小天体の衝突や潮汐力等による振動で均され、平らになったのかもしれません。
今回の画像を見ると、画面右下の部分はやや明るく、それ以外の部分はやや暗いようです。
しかもその境界はくっきりとしています。
そこで、上側の画像を元に表面の明るさの違いを強調してみたのが下側の画像です。
暗い部分には、さらに暗い模様のようなものが見えます。
明るさの違いは表面の成分の違いを反映していると思われますが、詳細な分析が待たれます。
メトネは2004年にカッシーニが発見した衛星で、直径約3.2kmの小さな衛星です。
メトネの軌道上には円弧状のリング(アーク)が発見されています。
衝突や潮汐力等の何らかの原因によってメトネ表面を離れた粒子が形作ったものかもしれません。
元の画像:NASA/JPL提供
Methone Dark & Bright
少し古い画像ですが、NASAの土星探査機カッシーニが2012年5月20日に撮影した画像を元にしています。
メトネの高解像度画像が撮影されたのは今回が初めてです。
上側の画像は中でも最も解像度の高い画像です。
メトネの表面はこれまで観測された土星の衛星の中で最も滑らかであり、表面には明らかな凹凸は一切認められません。
楕円形の形状は衛星の重力圏の形状を反映したものと思われます。
径の細かい粒子が集まった表面は、小天体の衝突や潮汐力等による振動で均され、平らになったのかもしれません。
今回の画像を見ると、画面右下の部分はやや明るく、それ以外の部分はやや暗いようです。
しかもその境界はくっきりとしています。
そこで、上側の画像を元に表面の明るさの違いを強調してみたのが下側の画像です。
暗い部分には、さらに暗い模様のようなものが見えます。
明るさの違いは表面の成分の違いを反映していると思われますが、詳細な分析が待たれます。
メトネは2004年にカッシーニが発見した衛星で、直径約3.2kmの小さな衛星です。
メトネの軌道上には円弧状のリング(アーク)が発見されています。
衝突や潮汐力等の何らかの原因によってメトネ表面を離れた粒子が形作ったものかもしれません。
元の画像:NASA/JPL提供
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