
No.347 2009/4/18作成
Pan & a Waved Ringlet
今月土星探査機カッシーニが撮影した土星の小衛星パンの画像です。
横方向に引き伸ばした画像です。
パンはAリングの中にあるエンケの隙間を通って回っています。
暗い帯がエンケの隙間で、中央に見える白い光がパンです(画像処理で横方向にのびています)。
エンケの隙間には数本の細いリングが通っています。
注目してほしいのは、パンの内側(右側)にある細いリングです。
下側の部分が、波状に歪んでいるのが分かります。
これは、パンの潮汐力によってできる構造です。
パンと細いリングとが近づいたり遠ざかったりを繰り返し、リングを構成する粒子の軌道が乱されます。
内側の方が早く公転するので、リングの方がパンよりも先に画面下方向へ進みます。
そのため下方向にのみ波状の構造ができるわけです。
同様の現象は、キーラーの隙間を通るダフニスや、Fリングの近くを通るプロメテウスなど、他の土星の衛星でもみられます。
元の画像:NASA/JPL提供
Pan & a Waved Ringlet
今月土星探査機カッシーニが撮影した土星の小衛星パンの画像です。
横方向に引き伸ばした画像です。
パンはAリングの中にあるエンケの隙間を通って回っています。
暗い帯がエンケの隙間で、中央に見える白い光がパンです(画像処理で横方向にのびています)。
エンケの隙間には数本の細いリングが通っています。
注目してほしいのは、パンの内側(右側)にある細いリングです。
下側の部分が、波状に歪んでいるのが分かります。
これは、パンの潮汐力によってできる構造です。
パンと細いリングとが近づいたり遠ざかったりを繰り返し、リングを構成する粒子の軌道が乱されます。
内側の方が早く公転するので、リングの方がパンよりも先に画面下方向へ進みます。
そのため下方向にのみ波状の構造ができるわけです。
同様の現象は、キーラーの隙間を通るダフニスや、Fリングの近くを通るプロメテウスなど、他の土星の衛星でもみられます。
元の画像:NASA/JPL提供
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