ポリデウセスPolydeuces

ポリデウセスは直径13kmの小さな氷の衛星です。
2004年に探査機カッシーニの画像の中から発見され、2004S6と名付けられました。
ポリデウセスは比較的大型の衛星ディオネと同じ軌道上の、ディオネの後方60度のところを公転しています。
惑星の周りを回る衛星の60度前方と60度後方はそれぞれL4点、L5点と呼ばれ（5つのラグランジュ点の中の2つです）、ここにある物体は安定して軌道を維持することができるという性質があります。
L4点やL5点にある衛星のことをトロヤ衛星と呼ぶことがあります。
L4点にあるヘレネは既に1980年に知られていました。
探査機カッシーニも近距離からの撮影はまだ行っていないため、その表面の様子などはよく分かっていません。
恐らくテレストのような衛星に似ていると考えられます。

以下はやぎが独自に作成したポリデウセスの画像です。

オリジナル画像No.148
オリジナル画像No.37
オリジナル画像No.25