ゴールデンウイークも後半、最後の日以外は天気が良さげで何よりです。
今朝というか、昨日から少し肌寒く1枚羽織らないといけないような当地です。
今やおにぎりは世界的にも注目されている日本のソウルフード。私は、最初、三角しか作れなかったのですが単身赴任の時に失敗を繰り返しつつようやく俵が握れるようになりました。形になっていない変形俵型を何度も弁当にして持って行ってました。
外国からの旅行者はコンビニに並んでいるおにぎりの種類の多さに驚くそうですが、そんな「おにぎり」、購読している地元紙、一週間ほど前の読者投稿欄へ記事から。
「16年間「おにぎり」妻に感謝(70歳 男性)」
奥さんがパートをされていて、毎朝4時半には家を出て帰宅は昼頃、帰ってきたら疲れて作れないため、朝の出がけに何時もおにぎりを作り16年、ここで体調を崩され、仕事はお辞めになるようですが、立派なものです。普通しんどい時には、「きょうは悪いけど買って食べて」だと思いますし、投稿したご主人も多分、「しんどそうだからきょうはいいよ」そんな会話のやりとりがあったのかもしれない。しかし奥さんは握った。文面からすれば旦那さんも奥さんと同じように起床し、奥さんがパートに出るのを見送っているのだと思う、計算したら23,660個という数字、365日×16×4個。もはや”おにぎり”ではなく、結んで結んでぎゅっぎゅっ!愛情を詰め込んだ”おむすび”だと思いました。ご主人の優しさと感謝の気持ち溢れる投稿記事。もともと夫婦は赤の他人、私も残りの人生、持ちつ持たれつ、弥次さん喜多さんの珍道中のごとく二人ともども達者で旅を続けていこうと思う。
「食は、人の天なり」
(吉田兼好 徒然草 第百二十二段)