釧路市議会2024年6月定例会についての西村ニュースができました。📰
今号は次のような内容です。
物価高騰対策に商品券を
白糠町では12月から全町民に1人1万円の商品券が支給されます。更に3か月間水道の基本料金を無料にします。釧路市でも物価高騰対策として商品券を支給することはできないかただしました。福祉部長の答弁は「物価高騰対策はこれまで国において様々な対策が行われてきた。このような施策は国において講じられるべき」という内容でした。国で行ってくれれば確かによいのですが、そうなっていないのが実情です。市長の政治方針のせいで、隣町との福祉水準の差は広がるばかりです。
ジェンダー平等条例の制定を🌈
男女平等条例を制定している自治体は最近では珍しくなくなりました。更に進んで東京都品川区、群馬県太田市などでは、「ジェンダー平等条例」が制定されています。男女の差別禁止だけではなく、性自認、性的指向など性の多様性を尊重する条例です。しかし総合政策部長の答弁は「現行の男女平等参画推進条例で全ての人が個人として尊重されている旨を規定しているので、そこには性の多様性も含んでいる。よってジェンダー平等条例の制定までは考えていない」という内容でした。この面でも先進自治体の仲間入りは遠いようです。
特急ねむろ号を存続して🚌
今年10月から釧路と根室を結ぶバス「特急ねむろ号」が平日1日3往復から2往復に減便されています。この路線には釧路市内の6つの病院前に停留所があり、市内から乗って市内で降りることはできないため、根室市民が釧路市内に通院するためのバスという性格があります。国の補助を受けるには平日1日3往復以上すること、1往復あたり平均5人以上の乗客がいることが条件です。この5人以上の乗客が満たせず国の補助が受けられなくなりました。そのため経費削減が必要になり2往復の運転になったのですが、これも来年の9月までで、その先は決まっていません。根室市長は熱心に取り組んでいますが、釧路市長はそれほどでもない印象がします。通院客であっても釧路に訪れる人の利便を整備することも市の発展につながるはず。その点を指摘すると、市長もこの路線の必要性は認識していました。では釧路市がこの路線に年間補助している1079万円を更に増額して来年以降も残すべきではないかと追及すると、「国の補助基準のルールに基づいて行うべきもの」と言って明言を避けました。
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