西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

震災後の日本経済

2011-07-17 17:24:57 | Weblog
マクロ経済の観点からは、「ギリシャの財政危機問題」等、懸念材料が山積。
この財政不安をきっかけに「円高」、長期化すれば日本国内の企業、特に輸出関連企業の輸出競争力を弱め、業績不振に陥る可能性も。
震災後の復興のため、財政需要は旺盛になり、産業活動の活性化にも輸出力を高めていく、そして、日本経済の成長にとっても、財政再建にむけた努力も必要なのに、政治は何をしているの?


震災後、国際収支バランス、特に貿易収支の黒字幅が縮小、このまま行くと赤字になる可能性だってあります。
もちろん、黒字幅が大きければいいと云うものではありませんが、このことは日本の輸出力が低下することを示すものであり、輸出力が低下するる事はすなわち、日本経済の成長にとって大きな足かせになる要因になる訳です。
そして、経常収支が赤字になると云うことは、国内の資金需要を国内で賄い切れず、外国の資金に頼らざるを得ない状況になることを意味します。今、政府の発行している国債は国内で消化されており、ここまでどうにか大きな赤字国債を抱えても「日本国債の格付」も世界的に安心材料の一つでありました。それが揺らいで不安材料にでもなれば、それこそギリシャの財政危機どころではなくなります。
震災で供給力が途絶えた日本経済を回復するために、今こそ信認(経済だけでも?)を取り戻すために踏ん張る時なのに、無策でいい筈はないのですが。