西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

年の瀬

2011-12-28 09:31:34 | Weblog

12月議会も終わり、「やっと一息」、と思いきや、なんのこれから、年の瀬を迎え、イヨイヨ本格的な忙しさ。本日から「議会だより」の編集が始まります。

個人的には、年賀状も「手つかず」。(市議会議員の名称は誤解を招くので使いません。)「大掃除・正月の準備」、考えただけでセワシナイ。それでもここまで無事これただけ、幸せですネ。「あっ」という間の1年間、また一つ年を取るのです。

このブログも明日から「冬休み」。どうか皆さま、イイお年をお迎えください。

 


市営墓地に関する件

2011-12-27 11:46:44 | Weblog

 毎々、ご迷惑をお掛けしております。やっと12月議会も終わり、今度は「議会だより」の編集。年の瀬、せわしなく動き回っております。

 

「市営墓地」に関して、ご指摘いただきました件につきまして行政に確認し、返事を頂きましたが、今一つ理解の出来る内容ではありませんでした。以下の通りです。

「市営の墓碑、納骨堂を」とのことですが、「埋葬者の供養」と云う宗教的行事を必要とするモノに関しては行政が主となって行うことは難しい。また、納骨堂を元寺霊園内に建設をする場合は「墓地、埋葬に関する法律施行細則第1条第2項1号及び第7号」で周囲110メートルの土地に隣接する土地の所有者及び使用者の承諾が必要になること、及び経費が必要となりますので、市の財政状況を鑑みますと難しいと考えている。

しかしながら(私見でありますが)「後継ぎ、身寄りがいない」・「子どもや親に迷惑をかけたくない」・「経済的に不安であるが、供養はしたい」・「埋葬の目途が立っていない」・「故人の遺志で密葬等、簡素にしたい」等々、現実問題として各方面から多様な意見も出ております。

おっしゃられます様に共同墓地のメリットや今後こう云ったニーズが大変高くなることも予想されますので、検討すべき課題として勉強し、必ずお答えできる様、工夫して参ります。


議案第74号「津島市、高齢者福祉施設条例の一部改正について」、反対討論

2011-12-26 16:30:49 | Weblog

津島市がデイサービス事業からの撤退する理由について(西山個人の考えであり、イイ・ワルイの判断はお任せいたします)

福祉バス運行事業から、先般、車いす障がい者のために、(たった一人だけの、しかも月に1度、乗るか乗らないか、)バス停のスペースが狭いために、一般歩行者・自転車等の交通の妨げになると心配・相談された保護者の要請に、即、対応。車いす分のスペースを作っていただいた。担当課には感謝されてみえました。市長は、市民病院はじめ「心の通う医療」のために、全力投球してきたことも、こと医療だけにとどまらず、介護・福祉全般にわたって評価すべきものがあると理解している。

行政は今、何をすべきか、「一人のために皆が、皆のために一人が」、これが福祉国家・社会の理念であります。

「投資的経費が大きいから」・「今後の進展が見込めない事業だから」手を引く。公的責任を民間に任す。今の利用者やここで働いている方の意向を無視してもイイのか。一人でもここの継続を望む声があれば、行政始め、皆で支えていくのが福祉社会の努めではないか。この社会をリードしてきた方たちを決して見放してはいけません。手厚く守り、生活を保障するという行政の福祉に対する役割・責任を忘れてはなりません。

 

高齢者は体力も落ち、運動能力も低下する。生きがいもなく、孤独に陥る。当然、私たちも介護される側に近づく。

介護する側も一方的にサービスを提供するだけでは、機械的すぎる。これからは利用者一人一人のモチベーションを引き出す工夫や取り組みといった目標の設定を示すべきであり、それを検討し導くのが、今後の行政の大きな仕事である。介護サービスのニーズは高まり、リハビリを必要とする人も増大する一方でマンパワーの拡充は絶対。これを民間ですべて補う事が出来るか?民間デイサービス事業所が充実してきたと云って、単に今、民間に引き継げば、それでイイものでもありません。今議会、介護事業所も市内では偏在・格差も生じていると指摘されました。こう云った点でインフラはまだ不十分ではないか。また、介護の分野では、量の問題だけでなく、質の向上にあり、この質を担保しながらどこまで量の確保を進めることができるか、まだまだ自治体としての役割は多くあります。環境が十分整っていると云う判断基準そのものが曖昧で「廃止ありき」で進めているのではないか。社会福祉協議会への廃止後のフォローと云っても具体的に何をフォローしていくのか、条件付きと云っても確実性や根拠はなく、約束できるものではない。

「生きがいをどう提供していくか。介護予防・介護行政はどうあるべきか」、公共の使命である「目指すべきところ」はもっと高いところにある。その意味でも津島市の「デイサービス事業からの今すぐの撤退」は根拠も乏しく、福祉の後退につながるモノでないか。

以上の理由から議案第74号は反対とします。


平成23年12月、厚生病院委員長報告(議案第74号、抜粋)

2011-12-25 20:36:02 | Weblog

本委員会は、去る12月8日に開催し、審査を行いましたので、その審査の経過と、結果を報告します。

 

先ず、議案第74号「津島市高齢者福祉施設条例の一部改正について」、この改正は、老人デイサービスを平成24年3月31日に廃止するものであるが、市民の理解が充分得られているのかと云う質疑に対し、最終結論に至り、方向性がはっきりしてから説明を行っていく考えである。今回のデイサービス事業の廃止は、今、社会福祉協議会以外に市内に22の施設があり、デイサービスを提供する環境が十分整っているという判断によるものであると云う答弁がありました。

 

この答弁に対し、いきなり廃止ということなのかと云う質疑に対し、高齢者福祉施設管理運営検討委員会の結論から廃止まで、半年間の猶予をみて進めてきた。また、条例の廃止と、社会福祉協議会自身が、デイサービスを継続する、しないということとは別と、考えていると云う答弁がありました。

さらにこの答弁に対し、この改正は、社会福祉協議会のデイサービス事業からの撤退・廃止に直結する。それに、入浴機器の修繕に今度新たな財源が必要になるから事業廃止ということでは納得できない。もう少し猶予期間が必要ではないかという質疑に対し、社会福祉協議会への廃止後のフォローは行う。社会福祉協議会は、今後、地域福祉を協働して行っていく法人であるとの答弁がありました。

 

さらにこの答弁に対し、なぜ、今撤退するのかという質疑に対し、新しい公共サービスを導入していくことが、これからの市の役割であると云う答弁がありました。

次に関連して、市のデイサービスは、健康なまちづくりの足がかりとなる、ただ1つのものだと考えるがいかがかとの質疑に対し、ますます進む高齢化に対して、受け皿・新しい組織を作っていかなければならないと云う答弁がありました。

 

次に、討論に入ったところ、反対の立場から、市のデイサービス事業は、指定管理者制度で行っている。指定管理者制度は、住民のサービスの質の向上が最大の狙いであるはずが、コスト削減が主(しゅ)に置かれ、公的責任を民間に託す傾向がみられる。社会福祉協議会と、利用者や働いている人たちを含めた協議を継続すべきであることから反対と云う意見。このデイサービス事業の廃止は、高齢者の健康と生きがいを奪って、介護サービスの適切な提供を怠ることであり反対と云う意見、地域の実情を考えると廃止と云う事は拙速であり反対であると云う意見がありました。

一方、賛成の立場から、市内では、デイサービス事業への民間の参入が盛んになり、特養や老健も出来、重度の認定者にも十分対応可能であり、現在の事業所である保健センターで新たな設備投資をする必要はなく、他の福祉施策に有効利用するべきであり、賛成であると云う意見。公の事業からの撤退は逆に民間サービスの向上につながる面もあり、新たな福祉サービスの充実を図るため、今、決断の時期であるため賛成であると云う意見がありました。

次に、採決結果を報告します。議案第74号は、賛成者少数で否決しました。

 


議会だより、12月定例会の一般質問要旨

2011-12-24 20:24:40 | Weblog

新生クラブ  西山 良夫

市民病院に関する件

 

質問

電子カルテ導入に関わる諸問題について、導入目的、費用対効果、今後の運用と展望はいかがか。待ち時間解消についての改善方法は。

 

市民病院事務局長

 電子カルテシステムは患者情報を一元管理、共有化する事により、診療支援や患者への説明にも有効、健康管理・予防にも役立つ。また、看護業務の効率化、医師業務の軽減を図り、保健センターや他の機関とのネットワークの構築に有効である。システム連動により、待ち時間の短縮に今の順番を知らせる表示の他に誘導システム等患者に理解していただけるよう検討する。

 

公共事業投資に関する件

 

質問

 社会資本整備(老朽化対策)について、地元業者の育成と指導・公共工事の透明性と入札方式の改革・契約の適正化の取り組みを問う。

 

市長

 近年、社会資本も老朽化、多くが更新時期を迎え、計画的に行っていく必要がある。迅速的確に把握、実行するために副市長2人制とし、安心安全・身の丈に合ったまちづくりを進める。

 

総務部長

 公共工事における入札、契約方式の改善については事業執行課ではなく財政課において検査し、漏えい防止や公正な審査・評価を確保している。

地元業者で対応できる工事については受注機会の確保に努めていく。

 

建設部長

 公共施設の老朽化対策の取り組みについては緊急輸送道路・指定路線を重点に、安全確保・快適性の維持、また橋梁の長寿命化を図っていく。今後、予防的対応で計画的に、点検結果を基に補修工事を行い安全・円滑な道路交通を確保していく。

 

質問

 震災時の水の確保と安全性、老朽化が心配される水道管の更新について、取り組み状況を問う。

 

上下水道部長

震災時、断水は避けることが困難、飲料水は1人1日3リットル3日分を備える。水道法に安全性は規定されているが異常があれば水質検査を行う。水道ビジョン等を策定し、計画的に施設の更新・耐震化に取り組む。多額の更新事業に対し、料金改定の議論も避けて通れないと認識している。


常識外れの犯罪

2011-12-23 12:26:05 | Weblog

「なんで、どうして、こんな犯罪を」、大人では理解できない今の少年犯罪、これまでの常識を超えた精神的に病んだ、むしろ家庭や社会の「被害者」。その原因は?

経験から言えば、この現象は全ての少年少女が抱える「すそ野が広い」問題です。そこでは「イジメ・引きこもり・不登校」があり、傷つきやすい性格と同時に、一方で思いやりとか協調性を無視した攻撃的な性格を内包しているのです。ほんの些細なことでキレる、非人間的な非行、アニメやゲーム感覚で自分の世界の中でのみしか遊べない、いわゆる「ゲーム中毒症状」に陥る。コントローラーを持てば、もうそこは空想の世界が無限に広がり、非常識・非日常的な世界へと誘う。そこに自分の価値を見出し、達成感が得られれば、ゲーム依存症。

家では「親は食わせてもらうだけの機械」、友達もいらない、ゲームのボタンを操作する事にしか興味が湧かない悲しい世界。「できることなら紛らわしいことから逃げたい、消してしまいたい」、そこから常識外れの犯罪が生まれるのであります。


就職相談

2011-12-22 07:25:05 | Weblog

最近、圧倒的に多い相談事、「就職相談」。いわゆる「働き口を世話して」。

この不景気な時代、そう簡単に見つかる訳ではないのですが、あらゆる手を使って、コネを掴んで紹介する。もちろん、斡旋料とか相談料を頂くわけでもないのですが、それが立場を利用して「口利き」と云うなら私は非難されても仕方ありません。

しかし世の中、底辺・末端では現に目の前に、明日に困って相談に来る人が後を絶たないのであります。実はこれから一緒に面接につきあって、「なんとか」、お願いするわけです。にもかかわらず、相談者の我がままで断って来るものですから、嘆かわしい。

「ミスマッチ」と言って簡単にかたずけてしまうのも、大変おかしな話です。「もう後は勝手にしてくれ」です。

今回はそうであってほしくないのですが‐‐‐。

 


テロへの脅威

2011-12-21 17:39:43 | Weblog

「将軍様」の死去。朝鮮半島が平和的に統一されるのはまだ先の話か。むしろ国内統治が不安定になる可能性の方が大きい。それが国民の間にストレスが蔓延し、フラストレーションとなって暴発、矛先は海外へと向かう。我が国も原発のもろさは実証済み。武装難民の中に紛れ込み、原発自爆テロも起こりえる。それは「想定外」・「不測の事態」であってはならぬ。

「原発をつくった人間が悪い」と言っても、手遅れ。安全対策に問題はないのか。イザとなったら「警備員」も逃げだす。原発とその関連施設を守るのは誰。

自衛隊が守るのも「法改正」が必要なんです。早く何とかしないと「テロの脅威」もそこまで来ているのです。

 


カネと時間

2011-12-20 09:32:09 | Weblog

皆さん、欲しいモノ、「カネと時間」。これさえあれば「怖いものなし」。

今の子どもをダメにしようと思ったら、簡単。一度手にすると、もう手放せない、どころか、もっともっと際限なく欲しくなるから、始末に悪い。自分本位で欲にくらみ、時間があれば怠惰になる。すべて「カネ」で買えるものなら、楽をする。自分の思い通りにならなければ、「キレる」。それはやがて暴力的になるか、ひきこもる。他人を巻き込むから悲劇が起きる。

自分のしてきた「苦労を子どもに味わせたくない」、親ご心がアダになった、この社会。「ハングリー」と云う言葉は、今は「死語」。私達の責任か。

カクシテ、津島保護司会の会合では、対応しきれない事例が「アキラメ」となって報告されるのであります。


武道演武大会

2011-12-19 11:24:20 | Weblog

昨日、文化会館で行われた、演武大会。やはり、武道。「礼に始まり、礼に終わる」、青少年の育成にはこれが一番。一昨日の「夜回り先生」の講演内容と重なる部分が多い。おのれの体を鍛えることは、「健康」はもちろん「イジメ・不登校・非行」とは無縁のハズ。

それだけに柔道の「金メダリストが犯した罪」は大きな衝撃。青少年の夢を砕いた、破廉恥な行為。今、スポーツ全般が商業主義に陥り、ヒーローもカネもうけの材料にされる。

武術と武道の違い、「道を究めること」はそれほど厳しいのですネ。