カンボジアでは、1970年に親米派のクーデターでクメール共和国となった後、1975年には、共産主義思想のクメール・ルージュが民主カンプチアを樹立、1979年には、反対派を支援するベトナムによってカンプチア人民共和国となりました。
カンプチア人民共和国は、1989年にベトナム軍が撤退し、カンボジア国となり、1993年にカンボジア王国となっています。
なお、民主カンプチア時代には、新紙幣は用意されましたが、銀行も通貨も廃止され、発行されませんでした。(農業による貨幣なき社会を理想としていたため、貨幣も不要とされた)
1979年にカンプチア人民銀行が発行した0.2リエル紙幣です。0.2という貨幣単位はなかなか珍しいです。
カンプチア人民共和国は、1989年にベトナム軍が撤退し、カンボジア国となり、1993年にカンボジア王国となっています。