元文一分判金 2020-11-22 01:29:00 | 古銭 今回は、世界の貨幣からちょっと離れて、日本の古銭の紹介です。江戸時代の貨幣制度では、金貨では、小判1枚と一分金(一分判)4枚が等価とされました。時代により、小判の金の含有量(金の純度)は異なりますが、小判と一分金の金純度は同じです。こちらは元文一分金です。1736年(元文元年)から1818年(文政元年)までの83年間製造されました。発行額は約523万両で、通用期間は1827年(文政10年)までの92年間でした。右上に文の字が刻印されていることから、真分一分判とも呼ばれます。重さは約3.3gで、金純度は67%です。