趣味のお部屋@nissy

インフレ紙幣や貨幣コレクションのページとしてリニューアルしました。過去の九州国道の旅編も完結し、毎日更新は終了です。

日本銀行券A号拾銭券(ハト10銭)

2021-04-10 00:02:00 | 古銭
昭和22年(1947年)発行の日本銀行券A号拾銭券(ハト10銭)です。

昭和21年(1946年)に、GHQにより軍国主義的なデザインの紙幣と郵便切手の新規発行が原則禁止され、小額紙幣のデザインの改訂が行われました。

表面右側には平和の象徴とされる鳩が、裏面左側には国会議事堂が描かれています。

小額通貨整理法により昭和28年(1953年)に廃止されました。







日本銀行券A号1円券(二宮1円)

2021-04-09 07:30:00 | 古銭
昭和21年(1946年)発行の日本銀行券A号1円券(二宮1円)です。

終戦直後の新円切替のため発行され、表面には二宮尊徳が描かれています。

昭和23年(1948年)に一円黄銅貨が発行されましたが、その後もA号一円券の製造は続けられました。
一円黄銅貨は昭和28年(1953年)に小額通貨整理法により通用停止となり、有効な一円の法定通貨は一円紙幣のみとなりました。

昭和30年(1955年)に現行の一円アルミ貨が発行されたため、昭和31年(1956年)にA号一円券の製造は中止され、昭和33年(1958年)に発行停止されました。







日本銀行券A号百円券(4次100円)

2021-04-07 00:01:00 | 古銭
昭和21年(1946年)発行の日本銀行券A号100円(4次100円)です。

乙号~A号の百円券の肖像は聖徳太子で、通称は「1次」~「4次」となっています。

新円(A号券)切替の際、乙号券~ろ号券に証紙を貼付し、臨時に新券の代わりとした「証紙貼付券」が発行されましたが、十分な量のA号券が供給された昭和21年(1946年)10月末限りで失効しました。







日本銀行券い号拾銭券(八紘一宇10銭)

2021-04-06 00:05:00 | 古銭
昭和19年(1944年)発行の日本銀行券い号拾銭券(八紘一宇10銭)です。

い号5銭券同様、戦争により金属が不足し、硬貨を小さくしたり、安価な材質の硬貨を製造していましたが、代替として紙幣が発行されました。

表面には昭和15年(1940年)に宮崎県に建てられた八紘一宇塔(八紘之基柱、現在は平和の塔)が描かれています。通し番号はなく組番号(記号)のみとなっています。







日本銀行券い号5銭券(楠公5銭)

2021-04-05 07:44:00 | 古銭
昭和19年(1944年)発行の日本銀行券い号5銭券(楠公5銭)です。

太平洋戦争末期には金属が不足し、硬貨を小さくしたり、材質が安価なもので製造したりしていましたが、その後紙幣に置き換えられました。
当初は五拾銭券と同様に小額政府紙幣とする方針でしたが、政府紙幣の新規額面の発行には法改正が必要であり、急を要することから大蔵大臣の告示のみで対応可能な日本銀行券として発行されました。

表面には皇居前広場の楠木正成の銅像が描かれています。







不換券い号1円券(中央武内1円)

2021-04-04 00:30:00 | 古銭
い号1円券は、金本位制が昭和17年(1942年)に廃止され、管理通貨制度に移行したのに伴い、不換紙幣として発行されました。
改造一円券と比較して大幅に小型化され、図案も簡略化されたものとなっています。(通称「中央武内1円」)

昭和19年(1944年)からは通し番号が省略され記号(組番号)のみの表記となり、昭和20年(1945年)には透かしが変更されました。

こちらは昭和19年(1944年)発行の改正不換券い号1円券です。通し番号が省略されています。






政府紙幣B号50銭券(板垣50銭)

2021-04-03 00:53:00 | 古銭
昭和23年(1948年)発行の政府紙幣B号50銭券(板垣50銭)です。

昭和21年(1946年)から50銭黄銅貨の製造が始まり、一旦50銭紙幣は製造・発行が中止されました。
しかし、激しいインフレにより、翌年には材料節約のために50銭黄銅貨は小型化されました。
さらにインフレは進行し、大蔵省(現在の財務省)は新たに50銭政府紙幣の発行を決定しました。

表面には板垣退助、裏面には国会議事堂が描かれています。題号も従来の「日本帝国政府紙幣」から「日本政府紙幣」に変更されました。

その後、「銭」の単位は、インフレによって不要となり、昭和28年(1953年)の小額通貨整理法により、廃止となりました。







政府紙幣A号50銭券

2021-04-02 00:10:00 | 古銭
政府紙幣A号50銭券です。

靖国50銭券の後期の昭和20年銘のものは、GHQの占領政策の下で製造されました。流通は昭和21年(1946年)からです。
図案は前期と同様ですが、題号の「大日本帝国政府」が「日本帝国政府」に変更されています。

こちらも小額紙幣整理法により、昭和23年(1948年)に廃止されました。







政府紙幣50銭券(靖国50銭)

2021-04-01 05:47:00 | 古銭
昭和17年(1942年)発行の政府紙幣50銭券(靖国50銭)です。

表面は靖国神社の第二鳥居が描かれています。裏面は霧島連山にある高千穂峰が描かれています。

なお、前期と後期(昭和20年銘)があり、こちらは前期のものになります。
小額紙幣整理法により、昭和23年(1948年)に廃止となっています。