![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d7/d29bccfae9e2bd9c23127a0fa9881f37.jpg)
この本が凄いミリオンセラーになっているのを知ったのは
今から4,5年くらい前のことでした。
そのうちに読もうと思っていたら結局3部作になり、一方
作者のStieg Larssonは急死してしまっていてそれでまた
人気がドンと上がりスエーデンで映画化。ついにはハリウッド
でも映画化されました。世界中で大ヒットした作品です
から映画化されるのも当然ですが5年くらい前に読んで
おけば良かったな、というのが本音。何を今更、って
感じがしないでもありませんが、全世界で5000万部
以上売れた本ですからやはり読んでおかないと・・・
Mikael Blomkvistは経済雑誌「ミレニアム」を発行しています。
ところが彼はある不正に関わる暴露記事を書いた事で逆に訴え
られ有罪になってしまいます。そして結局自分の雑誌社を辞める
ハメに。
スウェーデン経済人のかつての大物であるHenrik Vangerは
窮地に陥ったそんなMikaelに奇妙な依頼を申し込む。
彼は40年以上前に起きた姪のHarrietの失踪事件をいまだに
追いかけていて、失職したMikaelにこの事件の解明をリクエスト
してきたのだ。Mikaelは断るが、高額の給料の他に、Mikaelが
雑誌で追いかけていた人物の決定的証拠を差し出すという
条件に引かれ結局受諾してしまいます。
昔からVanger家はストックホルムにある小島で暮らしています。
ある日島と本土を結ぶ唯一の橋の上で交通事故があり島への
交通が途絶。その日にHenrikの姪のHarrietが姿を消してしまう
のでした。
警察も捜査をしたが手がかりはおろか死体すら出てきません。
Henrikは諦められず彼女を探し続けます。その結果彼女は身内
の誰かによって殺されたのではないかという疑いを持つように
なります。
またこの大富豪の一族というのが複雑でひとくせもふたくせも
あるような怪しいメンバーで構成されていて、実に上手い
プロットで話が進むのであります。Mikaelの科白ではありません
が、誰と誰が兄弟で夫婦でと、誰が誰やらすぐには解りません。
MikaelはHenrikの屋敷内に住居を借りて調査を進めますが今更
新しい証拠など簡単に出てきません。しかしHarrietの日記に
気になる不思議な電話番号のような数字があり、それが気にかか
ります。
ストックホルムのセキュリティ会社で働く優秀な女性調査員Lisbeth
(リスベスと読んでいましたが、リスベットと発音するらしい)。
鼻と目の上ににピアス、肩から背中にドラゴンの入れ墨。さらに
皮ジャンという何ともパンクなファッションで無口ときている。
彼女の過去についてはこの第一作では明らかにされません。
子供の頃から問題児で喧嘩っぽい。結局禁治産者として保護者を
つけられ監視されています。実は彼女はヨーロッパのハッカー
なのでありますがその存在は誰も知りません。(今は禁治産者
という表現はしないようですが・・・・)
で、この彼女が物語の後半からMikaelの調査の協力者として働く
ことになるのですか、ここらあたりから物語が急速に発展して
いき、過去にあった「レベッカ殺人事件」という猟奇的殺人事件
と結びついて行きます。
Mikaelは、Harrietが同級生とお祭りのパレードを見ている
写真の資料を見ている時にふと奇妙なことに気がつきます。
全員がパレード方向に視線が行っている写真なのに、Harriet
だけが違う方向を見ていてしかも顔つきがシリアスなのです。
彼女は何を見たのだろうか? ひどく気にかかる一枚の写真。
ワケの解らない暗号のような数字。これが失踪事件とどういう
関係があるのか?
まあ、読み始めたらこれがなんと面白いこと。
あっという間に半分以上読破。布団に入りながら読んで気がつくと
午前2時なんてことも。
映画にはない、Mikaelが判決で2ヶ月の刑務所送りになることや、
Vanger家の女性Cecillaと懇ろになるところもありこの辺が物語の
変化をつけていますが、前半は少し長すぎる運びもあるにはある
のですが、後半のスピードアップのための布石だったのかも
知れません。
もともとスエーデン語で書かれていたものを英訳したものですが
ちょっとアメリカでは使われない表現があったりして、まさか
こんな大ヒットになるとは訳者のひとも思っていなかったのかも
知れませんが、まあ意味が通じないワケじゃありませんので
大したミスじゃありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/51/1264a7c4c3aa965316ae4b16bf13c3a5.jpg)
「セブン」の映画監督デヴィッド・フィンチャーによって
ハリウッド映画化。「セブン」と撮りかたが良く似ています。
もっと早く読んどきゃ良かったな。トリロジーなんであと2冊
読まないといけませんが、第二作のほうがもっと面白いという
ことらしいです。これも映画化の話があります。また読む本が
増えてしまった。
今から4,5年くらい前のことでした。
そのうちに読もうと思っていたら結局3部作になり、一方
作者のStieg Larssonは急死してしまっていてそれでまた
人気がドンと上がりスエーデンで映画化。ついにはハリウッド
でも映画化されました。世界中で大ヒットした作品です
から映画化されるのも当然ですが5年くらい前に読んで
おけば良かったな、というのが本音。何を今更、って
感じがしないでもありませんが、全世界で5000万部
以上売れた本ですからやはり読んでおかないと・・・
Mikael Blomkvistは経済雑誌「ミレニアム」を発行しています。
ところが彼はある不正に関わる暴露記事を書いた事で逆に訴え
られ有罪になってしまいます。そして結局自分の雑誌社を辞める
ハメに。
スウェーデン経済人のかつての大物であるHenrik Vangerは
窮地に陥ったそんなMikaelに奇妙な依頼を申し込む。
彼は40年以上前に起きた姪のHarrietの失踪事件をいまだに
追いかけていて、失職したMikaelにこの事件の解明をリクエスト
してきたのだ。Mikaelは断るが、高額の給料の他に、Mikaelが
雑誌で追いかけていた人物の決定的証拠を差し出すという
条件に引かれ結局受諾してしまいます。
昔からVanger家はストックホルムにある小島で暮らしています。
ある日島と本土を結ぶ唯一の橋の上で交通事故があり島への
交通が途絶。その日にHenrikの姪のHarrietが姿を消してしまう
のでした。
警察も捜査をしたが手がかりはおろか死体すら出てきません。
Henrikは諦められず彼女を探し続けます。その結果彼女は身内
の誰かによって殺されたのではないかという疑いを持つように
なります。
またこの大富豪の一族というのが複雑でひとくせもふたくせも
あるような怪しいメンバーで構成されていて、実に上手い
プロットで話が進むのであります。Mikaelの科白ではありません
が、誰と誰が兄弟で夫婦でと、誰が誰やらすぐには解りません。
MikaelはHenrikの屋敷内に住居を借りて調査を進めますが今更
新しい証拠など簡単に出てきません。しかしHarrietの日記に
気になる不思議な電話番号のような数字があり、それが気にかか
ります。
ストックホルムのセキュリティ会社で働く優秀な女性調査員Lisbeth
(リスベスと読んでいましたが、リスベットと発音するらしい)。
鼻と目の上ににピアス、肩から背中にドラゴンの入れ墨。さらに
皮ジャンという何ともパンクなファッションで無口ときている。
彼女の過去についてはこの第一作では明らかにされません。
子供の頃から問題児で喧嘩っぽい。結局禁治産者として保護者を
つけられ監視されています。実は彼女はヨーロッパのハッカー
なのでありますがその存在は誰も知りません。(今は禁治産者
という表現はしないようですが・・・・)
で、この彼女が物語の後半からMikaelの調査の協力者として働く
ことになるのですか、ここらあたりから物語が急速に発展して
いき、過去にあった「レベッカ殺人事件」という猟奇的殺人事件
と結びついて行きます。
Mikaelは、Harrietが同級生とお祭りのパレードを見ている
写真の資料を見ている時にふと奇妙なことに気がつきます。
全員がパレード方向に視線が行っている写真なのに、Harriet
だけが違う方向を見ていてしかも顔つきがシリアスなのです。
彼女は何を見たのだろうか? ひどく気にかかる一枚の写真。
ワケの解らない暗号のような数字。これが失踪事件とどういう
関係があるのか?
まあ、読み始めたらこれがなんと面白いこと。
あっという間に半分以上読破。布団に入りながら読んで気がつくと
午前2時なんてことも。
映画にはない、Mikaelが判決で2ヶ月の刑務所送りになることや、
Vanger家の女性Cecillaと懇ろになるところもありこの辺が物語の
変化をつけていますが、前半は少し長すぎる運びもあるにはある
のですが、後半のスピードアップのための布石だったのかも
知れません。
もともとスエーデン語で書かれていたものを英訳したものですが
ちょっとアメリカでは使われない表現があったりして、まさか
こんな大ヒットになるとは訳者のひとも思っていなかったのかも
知れませんが、まあ意味が通じないワケじゃありませんので
大したミスじゃありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/51/1264a7c4c3aa965316ae4b16bf13c3a5.jpg)
「セブン」の映画監督デヴィッド・フィンチャーによって
ハリウッド映画化。「セブン」と撮りかたが良く似ています。
もっと早く読んどきゃ良かったな。トリロジーなんであと2冊
読まないといけませんが、第二作のほうがもっと面白いという
ことらしいです。これも映画化の話があります。また読む本が
増えてしまった。
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