STEVE BERRY を最近読み出したのですがあっと言う間に
終わりそう!
とにかくテンポが速くて面白い本です。ハワイに行く時に
飛行機の中に持ちこんで読めば良かった。
ロシアはサンクトペテルブルグの南方にあるエカテリーナ
宮殿の中に「琥珀の間」と呼ばれる、琥珀をふんだんに使った
部屋があります。2003年のサミット会議の時に、プーチン
大統領が各国首脳にお披露目をした部屋です。
実はこの部屋は24年もの年月をかけて再現複製された
ものです。以前NHKでも放映されたのでご覧になった
かたもおいでかも知れません。
オリジナルの「琥珀の間」は1770年頃に完成されエカ
テリーナ女王により大切にされ、それ以来歴代の王によって、
守られてきたのですが、第二次世界大戦終戦前にナチスドイツ
によって解体され奪われてしまい、その行方や所在について
は不明のままで、歴史から忽然と姿を消してしまいました。
で、このありかを巡り世界中の大金持ちの秘宝収集家
(トレジャー・ハンター)たちが、手に入れるためには
手段を問わず暗躍し世界中を動き回る中で、アメリカの女
性判事レイチェル・カトラーと元夫のポールはこの「琥珀の
間」の所在を巡る争いにしだいに巻き込まれて行きます。
というのも彼女の父親は元ロシア系の移民で、かつてナチス
の捕虜時代に琥珀の間の略奪に関わっていたとされる人物で、
「琥珀の間」を探す追っ手によって殺されてしまうのです。
物語の内容はこの辺までにしておき、今でも「琥珀の間」の
存在を信じて、必死に探す人間たちが存在している事実や、
「琥珀の間」の略奪に関わったと見られるナチスの担当者らの
歴史的真実を絡ませ、レイチェルとポールが次々と連続する
不可解な死を遂げる事件に巻き込まれて行きます。
テンポの良いタッチで進んで行くストーリーは読んでいる
ものを飽きさせません。
事実とフィクションと絡ませ、ミステリーとアクションの
娯楽性もたっぷり。ステイーブ・ベリーのデビュー作、
映画化される可能性は高いですね。
日本語版も出ていると思います。お正月にでもゆっくり
読んで見るのも面白いかもしれません。
因みに、後にナチスドイツによって略奪される、エカテリ
ーナ宮殿にあった「琥珀の間」を見た日本人がいます。
江戸時代にロシアに漂流し10年もの年月を経て日本へ
戻ってきた伊勢白子の大黒屋光太夫がそのひとです。
光太夫は日本に帰る前にエカテリーナ女帝に謁見して、
このオリジナルの「琥珀の間」を見ているはずです。
後の世になってこの「琥珀の間」がたどる運命があることを、
光太夫はその時微塵にも思わなかったことでしょう。
ナチスによって歴史から消え去って行った「琥珀の間」。
本当に持ち去られたのか、あるいは爆撃によって跡形も
無くなってしまったのか。はたまたナチスの略奪を事前に
知り地下のトンネルにでも密かに移されそのまま闇の中に
封印されてしまったのか?
関わった者が全て不可解な死を遂げる、謎に包まれた
「琥珀の間」は何処に?
非常に良く出来たプロットで構成されたミステリーです。
あのダビンチ・コードの作者、ダン・ブラウンもイチオシの
ベスト・セラー。
結末は如何に?
日本題は「琥珀蒐集クラブ」といったような訳になっていましたが、
何かちょっとね。まだ「琥珀の間」のほうが良い気がするんですが。
終わりそう!
とにかくテンポが速くて面白い本です。ハワイに行く時に
飛行機の中に持ちこんで読めば良かった。
ロシアはサンクトペテルブルグの南方にあるエカテリーナ
宮殿の中に「琥珀の間」と呼ばれる、琥珀をふんだんに使った
部屋があります。2003年のサミット会議の時に、プーチン
大統領が各国首脳にお披露目をした部屋です。
実はこの部屋は24年もの年月をかけて再現複製された
ものです。以前NHKでも放映されたのでご覧になった
かたもおいでかも知れません。
オリジナルの「琥珀の間」は1770年頃に完成されエカ
テリーナ女王により大切にされ、それ以来歴代の王によって、
守られてきたのですが、第二次世界大戦終戦前にナチスドイツ
によって解体され奪われてしまい、その行方や所在について
は不明のままで、歴史から忽然と姿を消してしまいました。
で、このありかを巡り世界中の大金持ちの秘宝収集家
(トレジャー・ハンター)たちが、手に入れるためには
手段を問わず暗躍し世界中を動き回る中で、アメリカの女
性判事レイチェル・カトラーと元夫のポールはこの「琥珀の
間」の所在を巡る争いにしだいに巻き込まれて行きます。
というのも彼女の父親は元ロシア系の移民で、かつてナチス
の捕虜時代に琥珀の間の略奪に関わっていたとされる人物で、
「琥珀の間」を探す追っ手によって殺されてしまうのです。
物語の内容はこの辺までにしておき、今でも「琥珀の間」の
存在を信じて、必死に探す人間たちが存在している事実や、
「琥珀の間」の略奪に関わったと見られるナチスの担当者らの
歴史的真実を絡ませ、レイチェルとポールが次々と連続する
不可解な死を遂げる事件に巻き込まれて行きます。
テンポの良いタッチで進んで行くストーリーは読んでいる
ものを飽きさせません。
事実とフィクションと絡ませ、ミステリーとアクションの
娯楽性もたっぷり。ステイーブ・ベリーのデビュー作、
映画化される可能性は高いですね。
日本語版も出ていると思います。お正月にでもゆっくり
読んで見るのも面白いかもしれません。
因みに、後にナチスドイツによって略奪される、エカテリ
ーナ宮殿にあった「琥珀の間」を見た日本人がいます。
江戸時代にロシアに漂流し10年もの年月を経て日本へ
戻ってきた伊勢白子の大黒屋光太夫がそのひとです。
光太夫は日本に帰る前にエカテリーナ女帝に謁見して、
このオリジナルの「琥珀の間」を見ているはずです。
後の世になってこの「琥珀の間」がたどる運命があることを、
光太夫はその時微塵にも思わなかったことでしょう。
ナチスによって歴史から消え去って行った「琥珀の間」。
本当に持ち去られたのか、あるいは爆撃によって跡形も
無くなってしまったのか。はたまたナチスの略奪を事前に
知り地下のトンネルにでも密かに移されそのまま闇の中に
封印されてしまったのか?
関わった者が全て不可解な死を遂げる、謎に包まれた
「琥珀の間」は何処に?
非常に良く出来たプロットで構成されたミステリーです。
あのダビンチ・コードの作者、ダン・ブラウンもイチオシの
ベスト・セラー。
結末は如何に?
日本題は「琥珀蒐集クラブ」といったような訳になっていましたが、
何かちょっとね。まだ「琥珀の間」のほうが良い気がするんですが。
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